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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2179話
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はり実戦では微妙に使い物にならないのは間違いないのだ。
 だからこそ、実戦に出たいと言っているのだろう。
 ……普通なら実戦に出れば死ぬ危険もあるのだが、オルテガの場合は自分なら……自分達なら大丈夫だと、そう思っているらしい。
 いやまぁ、実際に黒三連星というのはルナ・ジオン軍の中でもトップクラスの操縦技術を持っているのは明らかなので、その自信は決して間違っている訳ではないのだが。
 
「落ち着け。いずれ……間違いなくルナ・ジオン軍が戦闘に参加するべき時はくる。それがジオン軍、連邦軍のどちらか……もしくは、その両方を敵にしての戦闘となる可能性も十分にあるがな」

 そうラルが告げるが、実際にそれは間違っている訳ではない。
 ただ、可能性が高いとすれば……多分、連邦と共にジオン公国を攻めるというのだろう。
 元々、このルナ・ジオンは反ジオン公国といった者が多い。
 ジオンが独立戦争を仕掛ける前はジオン公国派だった者の中に、そういうった連中は特に多かった。
 やはりジオン軍が行った、コロニー落としが大きな理由となっているのだろう。
 スペースノイドにしてみれば、自分達の住むべき故郷の大地を武器にされたというのが許せない者も多いし、アースノイドにしてみれば地球にコロニーを落とすようなジオン公国は到底信用出来ないと、そう思ってしまうのは当然だろう。
 そんな訳で、ルナ・ジオンに続々と増え続けている住民の中には、根強い反ジオン公国感情……いや、反ザビ家感情とでも呼ぶべきものがある。
 この辺りは、セイラが行った建国宣言でジオン公国を弾劾したというのも大きい。
 結果として、ザビ家のシンパとでも呼ぶべき者達は、ルナ・ジオンには多くない。
 いや、実際にはジオン公国の情報部……それこそキシリア機関の人間とかはいるだろうと予想はしているのだが、現在のところは怪しい動きを見せる様子はない。
 まぁ、迂闊に怪しい行動をした連中は、既に捉えられて農場に送り込まれているのだが。
 まだ生き残っている諜報員も、迂闊に動けばすぐに捕まると理解しているからこそ、尻尾を出さないだろうし。

「どうやら戦闘は終わりそうだな」

 ダグラスの言葉に、俺を含めて全員が再び映像モニタに視線を向ける。
 ミノフスキー粒子下とは思えない程の、鮮明な映像。
 これはフォールド通信を使った映像だからこそ、ここまでくっきりと見えるのだ。
 ……出来れば、Nジャマーに対してNジャマーキャンセラーを開発したように、ミノフスキー粒子に対してもミノフスキー粒子キャンセラーとか作ってくれないかな。
 いっそ、技術班辺りに頼んでみるか?
 興味を惹けば、研究はしてくれそうな気がしないでもない。
 ……もっとも、このUC世界においてミノフスキー粒子というのは色々な物
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