151部分:第十話 心の波その九
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のです」
「ではその運命の日に貴方は」
「その中にいます。このうえない幸福です」
「貴方にとっての幸福ですか」
「はい、それが永遠に続くことを願います」
今がだというのだ。王はワーグナーの芸術に触れることを何よりの喜びとしていた。そのうえで夜を待っていた。そうしてであった。
遂にだ。その時が来たのであった。
宮中にいる王にだ。侍従達が述べてきた。
「陛下、お時間です」
「歌劇場に向かわれる時間です」
「そうか。遂にだな」
王は待ちかねたような言葉を出した。
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