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人徳?いいえモフ徳です。
二十三匹め
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いい。
私なぞただの傀ら」

そこでタマモがアルフレッドの頭をはたいた。

「要らんことを言うなこのたわけっ!」

「ちょっ! お婆様そのひと王さま…!」

「はは。いいのだよ。フライハイトの実権を握るのは私ではなくタマモだからな」

「へ?」

「勘違いするなシラヌイ。このバカの戯言じゃ」

「まぁ、そういう事にしておこう。改めて、私がこの国の王だ! 頭がたかぁい!控えろぉぉ!」

「調子に乗るなうつけ!」

はたいた。二度目だ。

「と、まぁ、私とタマモはこのような関係だ」

「は、はぁ…そうですか」

シラヌイが生返事をする。

「では決まりじゃの。他に意見のある者は? 居らぬな? では終いじゃ!」

こうしてシラヌイの今後に関する事が決まった。

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