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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
最終話
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めでたいもんはめでたいって。関係ねぇよ。」
 同僚に向かって熊坂が言った。その顔はとても嬉しそうだ。
「……チッ。」
「こら、舌打ちしてんじゃねぇぞ、風間。嬉しかったら嬉しいってリアクションしろ。」
「しない!」
 風間はプイッとそっぷを向いた。
「あらあら、ライバルを取られちゃって不貞腐れてるのかしら?」
「そんなんじゃねぇよ…。」
 リツコの言葉に、風間は、下を向いてブツブツと言った。
 ネルフ本部がなくなった…というか第三新東京そのものが大穴になってなくなってしまったので、MAGIを失ったリツコは、そのまま地球防衛軍の科学部に移籍が決まったのだった。
 マヤは、そのままリツコの助手に、日向は、念願の技術部に、青葉は、事務職に就いた。
 地球防衛軍所属となったリツコは、中々にイキイキとしていた。
 怪獣の研究は勿論のこと、何より……。
「ねえ、いい加減連絡先交換してほしいわ。」
「しねぇよ!」
「恥ずかしがり屋なんだから。」
「違う!」
 風間と会えるからだ。
「やっぱり年上は嫌い?」
「いや、嫌いじゃ…、って何言わせんだ!」
「あらあら、そうなの? 嬉しいわね。」
「先輩…。」
 風間をからかって楽しんでいるリツコに、マヤは、呆れ顔である。

「尾崎さん、音無博士、おめでとうございます。」
「おめでとうございます。」
「ありがとう、シンジ君、レイちゃん。」
 式は滞りなく進み、シンジとレイが尾崎と音無の所へ行って祝福の言葉を言った。
「ねえ、レイちゃん。この後ブーケトスだけど、これの意味って分かる?」
 音無がレイに言った。
 レイがフルフルと首を振ると、音無は、悪戯っぽく笑って。
「受け取った人は、次に結婚できるって言われているのよ。」
「えっ。」
 レイは、キョトンッとしたが、音無とブーケを交互に見て。
「私、欲しい。」
「じゃあ、しっかりキャッチしなきゃね。」
 絶対取ると決意するレイに、音無が笑った。
「綾波…、気が早い…、気が早いよ!」
「レイちゃんがんばれー。」
「尾崎さんも何言ってんですか!」
 真っ赤になるシンジと、純粋にレイを応援する尾崎の空気の違い…、尾崎は結婚しても変わらずだった。ま、そこが尾崎の魅力(?)ではあるのだが。
 そしてついにブーケトスの時間がやってきた。
 地球防衛軍の女達が燃えている。尾崎と音無の結婚を見て、結婚への熱き思いが滾っているのだ。
 レイもそこに混じる。レイも静かに燃えていた。

 そして、ついにブーケトスが始まった。

 ブーケは、群がる女性達の手の中に、納まった。
 レイではなく、別の女性の手に。
 レイは、がっ
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