第二十八話 ふぃあとアルミサエル
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ことのない狂暴な何か。
それがアルミサエルを蹂躙するように入り込んでくる。
アルミサエルの体に亀裂が入り始めた。
入り込んできた狂暴な何かは、“ひとつ”ではない。幾つもの…、ナニカがアルミサセルを蹂躙する。
------やめ、て、や……め…て……
このままでは自分が砕け散ると感じたアルミサエルは悲鳴を上げる。
本来なら自分が相手を浸食し融合する側のはずが、逆のことをされている。
いやだ!!!!
アルミサエルは、強力なATフィールドを張り、ゴジラの手から強引に逃れた。
しかし、それで最後だった。
渾身のATフィールドは、脆くなってしまった自身の体にとどめを刺すに十分だった。
砕け散る直後。
白い発光体のアルミサエルの体から、これまで出現してきた使徒と思われる形が出現した。
キラキラと散らばり落ちていくアルミサエルを、機龍フィアの手がすくい上げるように両手を差し出す。すると粉々になっていたアルミサエルは、機龍フィアの手の中に吸い込まれるように消えた。
「ふぃあちゃん?」
『…お話、もうできないね……。』
ふぃあの残念がる声に、アルミサエルは、もう何も答えなかった。
「ふぃあちゃん。悲しむのは後にしよう。まずは戦おう。」
『…うん。』
そして、前にいるゴジラとの戦いが再開される。
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