第二十八話 ふぃあとアルミサエル
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ィアから降りて。と言うか飛び降りて。」
「なんでだ!?」
「いいから!」
「っ…、分かった。」
ツムグに強く言われ、尾崎は仕方なく頷いた。
アルミサエルはそうこうしている内に元通りに戻り、再び機龍フィア目がけて迫ってきた。
「今!」
「!!」
次の瞬間、ツムグの合図がかかり、尾崎はハッチから機龍フィアの外に飛び出した。
そして飛び降りながら背後を見た時、アルミサエルが機龍フィアに突き刺さったのを目撃した。
「ツムグ!!」
地面に降りていく最中、尾崎は叫んだ。
アルミサエルは、機龍フィアの突き刺さった部位からやがて吸い込まれるように機龍フィアの中に全部入り込んだ。
機龍フィアの目から光が消え、首を垂れる。
その時、ゴジラが雄叫びを上げながら上陸してきて、機龍フィアの前に立った。
すると機龍フィアの首が上がり、光のない目がゴジラを見据えた。
足を一歩踏み出し、機龍フィアが身構えた。
使徒イロウルの時とは明らかに違う。
ゴジラが雄叫びを上げながら突撃してきたと同時に、機龍フィアがジェットを吹いて突撃した。
***
『ここどこー?』
-----ココドコー?
『ダレー?』
----ダレー?
『もう、ダレなの? マネしないでよ。』
キミコソダレ?
『? ふぃあはふぃあだよ。キミこそダレ?』
フィア? フィアは、フィア?
『フィアじゃないよ。ふぃあだよ。』
ふぃ…あ、ふぃあ!
『うん! 合ってる合ってる!』
ふぃあ、モット、オハナシシタイ
『いいよー。』
ボクは、キミノコトを知リタイナ
『ふぃあもキミのこと知りたいな。だからお話しよう。』
オハナシ、しよう
***
「尾崎少尉より通信!」
「繋げなさい。」
ゴジラと機龍フィアの戦いが始まった時、尾崎から司令部へ通信が入った。
通信は司令部に繋がりスピーカーに繋がれた。
『こちら尾崎! 機龍フィアに使徒が入り込みました!』
「それは映像で確認しました。」
「貴様は一体何をしていたのだ! またしても使徒に機龍フィアを奪われおって!」
『申し訳ありません…。』
「謝って済む問題じゃ…!」
「そこまでです。尾崎少尉に責はありません。」
「しかし波川司令!」
「あの使徒は尾崎少尉を狙っていたと聞いています。恐らくはツムグの判断で尾崎少尉を使徒から守るためにわざとしたことでしょう。」
「おのれ、椎堂ツムグめ! 一体奴は何を考えているのだ! ただのミュータント兵士のた
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