第二十八話 ふぃあとアルミサエル
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龍フィアの胴体に着地していた。
上を見上げると、バラけた使徒の体が元通りに治り始めていた。
「これぐらいじゃダメか。やっぱり。」
『ツムグ! 乗って乗って!』
「尾崎ちゃん。一緒に乗ろう。使徒の狙いは尾崎ちゃんなんだからこっちにいた方がいいと思うよ。」
「分かった。」
尾崎はツムグに促されて、機龍フィアに一緒に搭乗した。
ちょっと狭いが仕方ない。
『ツムグーツムグー、アイツの名前、アルミサエル!』
機龍フィアを立たせているとふぃあがそう言った。
「アルミサエルか…。」
アルミサエル。その名の意味は、“子宮”である。
使徒アルミサエルの体が元通りなり、機龍フィアに迫った。
「怯えないのか!」
天敵のツムグの細胞を使っている機龍フィアを前にしても、中に尾崎がいると分かっていると怯まず襲って来るアルミサエル。
肩の砲塔からミサイルを発射し、アルミサエルを爆撃。
その隙に、ジェットを吹かして機龍フィアは、飛んだ。
爆風の中からアルミサエルが飛び出し、空へ飛んだ機龍フィアを追ってきた。
「どこへ行くんだ、ツムグ!」
「第三新東京。」
「なるほど、そうか、そこなら周りを気にせず戦えるな。」
「それもあるけど…。」
「?」
ツムグは、尾崎と会話しながら機龍フィアのジェットの出力を上げて飛行速度を上げながら第三新東京を目指した。
その後をアルミサエルが追って来る。
やがて機龍フィアは、第三新東京に辿り着く。
速度をそのままに着地し、地を抉る。背後から迫ってきたアルミサエルを、軽いフットワークで避ける。
機龍フィアと、アルミサエルが面と向かって対峙した。
その時、通信が入った。
『東京湾にG(ゴジラ)接近! 間もなく第三新東京に上陸するもよう!』
「来たね、ゴジラさん。」
「ツムグ、まさか…。」
「ゴジラさんを地球防衛軍の基地に呼ぶわけにはいかないでしょ?」
「おまえって奴は…。」
「えへへ。おっと。」
そうこうしていると東京湾の向こうから、熱線が飛んできた。
機龍フィアは、熱線を避け。熱線はアルミサエルに命中した。
だがバラけるだけですぐに元通りに治り始める。
「う〜ん、この使徒ゴジラさんの熱線でもダメか。」
「どうすればあの使徒を倒せるんだ?」
「ん〜。」
考え込むツムグ。
「そんな緊張感なしでいいのか!?」
なんとも緊張感のない唸りを漏らしたツムグにたまらず尾崎が叫んだ。
「いやそんなつもりは……、あっ。」
ツムグはいいことを思いついたと手を叩いた。
「尾崎ちゃん。」
「なんだ? 何か思いついたのか?」
「合図したら機龍フ
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