第二十七話 渚カヲル
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少女がずいぶんとあまりにも人間らしく成長していたことに驚かされたのだ。
「これが愛が成せる業ですかね?」
「シッ!」
ヒソッと喋った医者に、隣にいた科学者が人差し指を立てた。
「………そうか。分かった。決心は固いようだね。」
「はい。」
こくりっと頷くレイ。
鰐渕は立ち上がり。
「聞け! 我々はこの少女を全力で人間にするために務める! 異論がある者は去れ!」
腹の底からの声に、一瞬びくんとなった周りだったが、すぐに背筋を正した。
「大丈夫じゃ。君は人間になれる。」
「はい。」
レイにそう微笑み返し、ついでにウィンクまでした鰐渕に、レイも微笑んだ。
***
その後まもなく、使徒が出現したという警報音が鳴り響く。
遺伝子の二重螺旋に似た白く光る輪っかが、地球防衛軍の上空に出現していた。
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