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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第二十一話  可能性への敵意
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にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない死にたくない死にたく死にたくない死にたくない死にたくない死にたく』


「っ……! ハッ!」

 尾崎は飛び起きた。
 額を抑えるとびっしょり汗をかいていた。
 尾崎が見た夢は、真っ暗な中、聞き覚えがある幼い子供の声が、死にたくないと叫んでいた。
「しょごうき?」
 あんな破壊のされ方をしたら、黙って成仏などできるわけがないだろう。だが尾崎にはどうするこもできない。
 残留思念をサイコメトリーで読み取ることはあるが、あくまで物体に残る過去の情報でしかないため死者を成仏させるようなことができるわけじゃない。せいぜい祈りを捧げることぐらいであろう。
「俺には、どうすることもできないよ…。」
 夢の中で死にたくないと叫んでいた初号機(たぶん)に向けて、尾崎はそう言った。
「そういえば…。」
 ふと尾崎は思った。
 なぜゴジラは、使徒を滅ぼうそうとしているのか。
 前に倒れた時に、ゴジラがセカンドインパクトの真っ只中、消えた南極のど真ん中の赤い海で怒りの咆哮を上げた映像は視た。
 その時にゴジラは、セカンドインパクトが人為的に起こされたことと、これから先何かが起こることを知ったらしい。
 使徒を放っておけばサードインパクトで世界が滅ぶとされている。なぜ第三新東京を目指すのかは分からないが、何かがあるのは間違いない。(※まだリリスの存在は知られていない)
 ゴジラは、世界が滅ぶのを阻止したいのではないのだと、ツムグっぽい声(※本人とは断定されていない)が語っていた。
 ただ許せないのだと言っていた。
 何をそこまで許せなかったのか。人間を許せないのなら使徒を狙う理由にはならない。
 確か、使徒と人間は、ほとんど同じであるらしい。あんなにも姿形が違うのにだ。
 人間は人間で、使徒であることは初号機の口から語られている。
「……同じだから?」
 まさかそういうことかと尾崎は額を押さえた。
 ゴジラにとって人間が許せない存在で滅ぼしたいと考えているように、それに近い存在である使徒もまた人間と同じく許せないから滅ぼそうとしている?
 南極の消滅は、南極で眠っていた使徒アダムを人間がバラバラにしてしまったことが原因であるが、南極が消えて世界が滅びかける原因の力の大本たる使徒アダムを憎悪しているのだとしたら?
 それともゴジラは、南極で眠らされている間にアダムの存在を感じるなどして使徒を敵として認識するきっかけを作ってしまったのだろうか?

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