第十八話 BARDIEL その2
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とこ大丈夫かな?」
「…なんかやったの?」
「何もしてないって。たぶん本能? が…、俺を拒否ってるじゃないかな。全身の細胞が生まれ変わる以前に、恐怖のあまりにショック死起こさなきゃいいけど…。」
「不吉なこと言わないで!」
「美雪ちゃん達だけじゃできないから、防衛軍の科学部とか、赤木博士とかの協力がいると思うよ。まずは、資料請求。そこからだと思う。」
「言われなくてもそうするしかないわ。」
「よろしく頼むよ。」
「ツムグ、ありがとう。」
「どういたしまして。」
ツムグは、そう言って笑った。
***
いつものどこだか分からない暗い空間で、ゼーレの会議が開かれていた。
『碇の計画は潰えた。』
『これで我々を阻むもののひとつが消えた。』
『初号機が潰された今、リリスによる補完を。』
『神への道を。』
『破壊神などと呼ばれるゴジラも次の使徒を前に大手を振るってはいられまい。』
次に現れる使徒に付いて、ゼーレはすでに把握していた。
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