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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第十七話  男の過ち
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の頭に突きつけたままそう言った。
 周りにいた覆面の男達は、いつの間にか他のミュータント兵士に背後を取られ両手を上げた状態になっていた。
「風間少尉!」
 音無は、味方が来てくれたことに歓喜した。
「風間…少尉…!」
 リツコは、見知った男の出現に心底安堵した。
「碇シンジを今すぐエヴァンゲリオンから脱出させろ!」
「さ…せない…。」
「なに!?」
 リツコを押さえていたミサトが突如として動いた。
 突然のことに驚いた近場にいたミュータント兵士がミサトからの攻撃にダウンした。
「エヴァ………、うぅ…う。し…と。……おとう…さ…ん……。」
 うわ言のように言葉を紡ぎながら凄まじい戦闘能力で次々にミュータント兵士を倒していくミサト。その巻き添えで覆面の男達までダウンする。
 その動きはもはや人間のそれじゃない。
「ちぃっ!」
 ゲンドウを押しのけて下へ飛び降りた風間がミサトと対峙した。
 鋭く思い蹴りを受け止め、床にたたきつけるが、ミサトは掴まれている足を折って回転し、風間に一撃を入れた。
「ぐ…、なめるな……!」
 手加減なしの殴打がミサトの体に打ち込まれ、ふらついたところで腕をつかみ床に叩きつけて両の肩を外した。
 さすがに四肢を負傷したミサトは、ピクピクと反応するがこれ以上の動きはなかった。
「ミサト…。」
 リツコが悲しげに眉を寄せた。

「か、葛城…。」

「加持君!」
 そこへ頭から大量の血を流した加持がフラフラと歩いてきて、ミサトの傍に跪いた。
「葛城…、葛城…。」
 加持はミサトの頭を抱き起し、抱きしめた。


 っと、その時。
 モニターから凄まじいゴジラの雄叫びが聞こえた。
「しまった、初号機が!」
「あ、あれは…。」
 ハッとしてモニターを見た時、そこに映っていたのは。

 ゴジラの後ろからダイブするようにしがみつき、ゴジラを前のめりに倒した土まみれの機龍フィアだった。
 もう目の前までゴジラが迫っていたため、初号機に当たり、射出機ごと初号機が斜め横に倒れた。
「エントリープラグ、強制排出、急いで! 配管を切断して電流が流して使徒の侵入を止めるのよ!」
「了解!」
「ダメです、信号を受けつけません!」
「初号機の信号がブロックされています!」
「なんですって!」
 どうやら自爆装置だけじゃなく、エヴァンゲリオンの制御まで奪われていたらしい。
 騒然とする中、ゲンドウの狂ったような笑う声をリツコは聞いた。
「機龍フィアに連絡を! 初号機から何が何でもゴジラを遠ざけて!」
「機龍フィアから高エネルギー反応!」
「ああ、ゴジラが!」
 次の瞬間、目と関節や装甲の隙
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