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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第十四話  破壊神の退屈
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らも閉じ込めようとする輩がいたことと、ついには死体でもいいからと命を狙われるようなったりしたことなどを語った。
 殺そうとしてきた者達を次々に捕まえたりして処分したので最近では少なくなったが、あんまりにもやられすぎたのですっかりそういうことに敏感になり今回すぐに気付くことができたのであった。
「そんな、尾崎さんが…。」
「ごめん。秘密にしていたつもりはなかったんだ。」
「いいえ、いいです。話したくなかったんですよね? 特別に見られたなかったから。」
「うん。ごめんね。」

 オ…ニイチャ…

「!?」
「? どうしたんですか?」
「あ、いや、なんでもないよ。」
 なにか聞こえた気がして周りを見回した尾崎をシンジが不思議そうに見上げたので、尾崎はなんでもないと気のせいだと笑っい、シンジの頭を撫でた。シンジは、気恥ずかしそうに頬を染めた。



「やっぱり、可愛いね〜。」
「やっぱり、カッコいいね〜。」
「いい加減にしろ、腐ったコンビども。」

 こっちはこっちで変わらずだった。



 その翌朝、緊急出動を知らせる警報が鳴り響く。





***






 空は青からやがて橙へ、そして夜になる。
 そいつは夜の闇に溶け込むように現れ、そして朝を迎えた時に視界に写った。

「これまたヘンテコリンなのが出たな…。」
「使徒って統一感がないな。こうも生物感がないと。」
「さてさて、今度の使徒はどんな奴だ?」
 海岸の街の真上に現れたその使徒は、宙に制止していた。
 白黒模様の球体の使徒は、影を作りながらジッとしている。何か行動を起こす様子はない。
 住民を避難させ、前線に部隊を敷いた地球防衛軍は、攻撃の合図を待った。
『スーパーコンピュータの解答は、パターンオレンジ。使徒とは確認されない。』
「あんなに目立つのにか?」
 前線司令官は、目の前にはっきりと見えている球体のような物体が使徒ではないかもしれないという司令部からの言葉にあからさまに眉を寄せた。
『実態がつかめていない以上手を出すのは危険だ。全部隊はそのまま待機せよ。』
「いつまで待てばいい?」
『敵の正体が分からないまま手を出すのは許さない。前の使徒の前例がある。』
「っ。了解。」
 前の使徒。微生物型の使徒であったイロウルの一件が使徒への警戒を強くしていた。
 機龍フィアを乗っ取られたうえに、微生物の一つ一つがコアを持つ使徒であったことから、あの時撃退できたのが奇跡だったんじゃないかと囁かれるほど厄介であった。
 統一感のない形状で登場する使徒が同じタイプで出てくる可能性は低そうであるが、用心に越したことはない。
「黙って観賞
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