第十三話 嵐の前の静けさ?
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。」
「なんだ!」
「ぅ…。あの…、この人、何なんですか?」
シンジが宮宇地の迫力に怯みながらもツムグを指さして言った。
「G細胞完全適応者って聞いたことないか?」
「えっと、聞いたことがあるようなないような…。」
「生物学的には人間なんだけど、ゴジラさんの細胞を取り込んだ怪獣人間だって思ってくれればいいよ。」
ツムグがニッコニコ笑ってそう言った。
「ご…!?」
ゴジラという単語にシンジには過剰反応した。
ツムグは、ニコニコ笑っている。
それがなぜか恐ろしく見えてシンジは思わず一歩後ずさった。
「人間じゃ…ないの?」
「遺伝子が人間に依存してるから見た目この通りだけど、ショットガンで頭ぶち抜いても死ななかったから、再生力はゴジラさん並じゃないかな? それ以上とも言われたりするよ? そう言う意味じゃ人間じゃないね。」
その時、ツムグは、レイが少しずつ後退りしているのを見つけた。
表情は無表情に近いが、得体のしれない不安による影があった。
「怖い?」
「…分からない。あなたは何?」
「見ての通り。あとさっき言った通り。それ以上でもそれ以下でもないよ。それとも頭からバリバリ食べられたかった?」
「っ!」
「椎堂ツムグ。それが俺の名前ってことになってるよ。よろしくね。シンジ君、レイちゃん。」
ツムグは、改めてニッコリと笑った。
ツムグに見られていたことであるが、あの後加持はツムグに言い寄られたショックを抜くためにミサトに縋り、ミサトに蹴られている光景をリツコがたまたま目撃されることになる。
ツムグは、それを見たのもあり、その日は終始ニッコニコしていたという。
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