第十一話 IREUL
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ないのにどうやって戦うのよ?」
「えっ、そ、そりは…、ほ、ほらATフィールドが!」
「使徒のATフィールドを破っても、機龍フィアの特殊超合金ボディの防御力と、素体に使われているG細胞完全適応者の遺伝子細胞の超回復・再生能力による耐久力を破るなんて奇跡が起きない限り無理ね。マギも満場一致で戦うどころか壊すことすら難しいって解答を出しているわよ。」
リツコが今のエヴァンゲリオンでは、戦うどころじゃないということと、仮に戦えたとしても機龍フィアを壊せないということをミサトに告げた。
リツコがここまで言い切るのは、機龍フィアのこれまでの戦闘の映像を見て、その機体性能を自分なりに分析し、機龍フィアがいかに正気を疑うレベルの兵器であるかというのを理解しているからだ。
「じゃあ、アレ(使徒に操られている機龍フィア)がここ(第三新東京)に来たらどうすんのよ!」
「防衛軍に任せるしかないわね。私達には何もできないわよ。」
「あーもう! せめてN2兵器さえあればぁぁ!」
「馬鹿言わないで。水爆大怪獣が復活したこのご時世に純粋水爆なんて火にガソリンかけるような愚かな事よ。仮に、あったとしても機龍フィアには効果ないわよ。なにせこのネルフの特殊装甲の半分ぐらいまで穴を空けたゴジラの熱線を浴びても大破しないぐらいだから。」
「ってか、あのメカゴジラっての何でできてんのよ! そもそもあんな兵器作れる技術があるのにそれがエヴァに実装されなかったなんておかしいじゃない! 地球防衛軍がケチったのね!?」
「違うわ。……どっかの馬鹿老人どもが切って捨てたのよ。気に入らないからって…、馬鹿で大間抜けよ。」
「誰よその馬鹿老人って!?」
「さてと…、色々準備しないといけないわ。あんたもしとけば?」
リツコは、ミサト無視してパソコンのソフトを起動させた。
「何の準備をよ? ハッ! もしかしてエヴ…」
「死ぬ準備よ。」
「へっ?」
もしかしたらエヴァを使って戦えるのではと目を輝かせたミサトに、リツコは素っ気なく言ったので、ミサトは間抜けな顔をしてしまった。
「使徒がもしネルフ内部に入って、ジオフロントに行かれたらお終いでしょ? そうならないようにジオフロントごと吹っ飛ばせる自爆装置があるんじゃない。」
「えっえっ? えっ、でもそんなことしたらゴジラを誘き寄せるられるエヴァも全部ぶっ飛ぶんじゃ…。ってか自爆なんてあいつらが許すわけ…。」
「エヴァはゴジラを誘き寄せやすいエサってだけで、あると戦いやすくなるかもしれないってだけ。エヴァがまだなかった頃は、どうやって戦ってきたか知らないとは言わせないわよ?」
「え…、えーと…。」
「あっきれた…、あれだけ学校で耳にタコができるほどゴジラや怪獣関連の授業や野外学習があ
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