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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第九話  空の使徒
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方なく轟天号を諦めて逃走したガキエルを追いかけて仕留めることになったため、ゴジラ的に大変不満の残る戦いであった。
 その時の不満を思い出したのか、ゴジラは、使徒という邪魔無しでやれる轟天号との戦いに闘志を燃やし、雄叫びを上げた。




 更にもう一方で、急ごしらえの対サハクィエルのための兵器が一発撃っただけで破損し火花と煙を吹かした。コードの先にある変換装置などが爆発したりと大変だ。
 慌てる技術者達や地球防衛軍の軍人達を尻目に、兵器を纏っていた機龍フィアが機体を振って破損した兵器を機体から剥がしていった。100メートル級の機龍フィアを包んで余りある巨大な兵器はいとも簡単にバラバラになり、地面に崩れて落ちていった。その様は、まるで脱皮のようだったと、現場にいた者達は語ることになる。
 兵器を剥がし終えた機龍フィアは、中にいるツムグと同じ動きでやれやれというふうに首を動かし。
「さて…、ゴジラさんのところに行こうか。」

 −−−−−ok。

「んじゃ、行ってくるね!」
 ツムグが周りの者達にそう声をかけた後、機龍フィアが飛んだ。
 あっという間にレベルにまで加速したため、残された技術者達や軍人達は、機龍フィアが飛び立っていった空を口を開けて見上げていることしかできなかった。
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