第八話 使徒も怯えるリリン(人間)!?
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徒が死んでたから不満たらたらなんだね? よし! ゴジラさんの不満を解消させるため! 頑張らせていただきます!」
ツムグは、両手を上げてそう言うと、その場から瞬間移動し、パイロットスーツなしで機龍フィアのコックピットに現れた。
コックピットにぶら下がるヘルメットを掴み、頭にかぶる。
DNAコンピューターが瞬時にツムグの存在を認識し、オートパイロットプログラムが解除され、ツムグとのシンクロが開始された。
機龍フィアの目に光は灯っていたが、ツムグとのシンクロで輝きが変わったことに、ゴジラは、すぐに気が付く。
そして、今日一番の雄叫びをあげた。
「光栄だね。そう思ってもらえるなんて。さあ、不満解消させてあげるね。ゴジラさん!」
ツムグが操縦桿を握った。
オートパイロットプログラムから、椎堂ツムグの操縦に切り替わった機龍フィアとゴジラの戦いが始まった。
ちなみにオートパイロットプログラムによる戦闘時間は、わずか4分だった…。
***
『機龍フィアのオートパイロットが解除されました! DNAコンピュータからの信号によると、椎堂ツムグが搭乗したもよう!』
「遅い! まったく! あいつはこっちの苦労も知らずに…!」
オートパイロットプログラムの起動で苦労させられていた技術部は怒りで頭をかきむしっていた。
怒っているのは、大半はベテラン。
その下で働いてる技術部の大半の若年層技術者達は、あんなに苦労したのに、っと大泣きしていた。
「でも、いいデータは、取れましたよん。」
……中にはマイペースな奴もいる。マッドなのは、意外と順応性高い。
少しだけであったが機龍フィアによるオートパイロットプログラムの戦闘という貴重なデータは取れたのは確かだ。これは、今後の機龍フィアの改良にも使えるし、他の兵器にも応用できる。無人というものは、戦闘でもそれ以外のことでも重宝されるコンピュータやロボット工学で強く求められている分野だ。人を乗せる事で人命の危機や、人が入れない危険な環境で活動できるし人員削減などいいことづくめではある。
しかし無人であることは必ずしもいい結果をもたらすことはない。
一つは、暴走である。何らかのトラブルで遠隔での命令を聞かなくなったり、無人機の頭脳部分やプログラムの故障で暴走し被害が出ることだ。
高度な電子頭脳が反乱を起こすという事体だってある。SFフィクションによくあることだが、それが現実になるほどの技術力が地球防衛軍にはある。
意思を持たないはずの機械に意思が灯る。その現象の一例として地球防衛軍のベテラン技術者の記憶に強く残るのは、3式機龍のことだ。
3式機龍は、ゴジラの骨髄幹細胞のDNAコンピュータか
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