第八話 使徒も怯えるリリン(人間)!?
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々厳しい訓練を積み重ねてきた地球防衛軍の軍人達は凡人だって言うのか? 自衛隊の陸上自衛隊のですら一般人の目から見れば超人だって言われるんだぞ?」
「そ、そうだけどなぁ…。その超人って言われてる側から見てもゴードン大佐も熊坂も次元が違うっていうかなぁ…。」
「そこまでこだわることか?」
「まあ、なんだ? そういう基準的なものを付けたいって時あるだろう? それだ、それ。」
「俺と大佐殿は珍獣扱いか!?」
ゴードンが暴れてたことで、色んな意味で色々とクラッシュされカオスな空気になっていた。
一方、基地の司令部では…。
「波川司令! さすがに此度のことは軍紀違反とかそういう範疇で済む問題じゃありませんよ!」
「問題はないわ。ゴードン大佐を行かせたのは私ですから。」
波川の爆弾発言で右往左往していた司令部内の空気が凍った。
「な…、なぜ?」
「使徒については、まだまだ未開です。それにこれまでの使徒はゴジラに燃えカス程度しか残らないほど焼かれるか、機龍フィアにこれでもかというほど潰されるかでしたからサンプルとしてはあまりよくありませんでしたから、そろそろ傷の少ないサンプルを手に入れるべきだと考えたので。」
「まさか、ゴードン大佐にあのままあの使徒を仕留めさせるつもりなのですか!?」
「仕留めるとまではいかなくても、サンプルさえ取れれば頃合いを見て撤退するようには指示を出していますわ。」
「いやいやいやいやいやいや、ちょっとお待ちを…、頭の整理が……。」
「なぜに!? なぜに生身で、それも単身で行かせたんですか!? サンプル回収だけなら機龍フィアか、あるいはミュータント部隊でもやれることですよ!?」
「節約です。」
「…はい?」
「対使徒のために怪獣用の兵器の大幅な改良をするにあたり、かなり費用がかかったので…。経済への負担を考慮して、体がなまってると言っていた大佐に頼ることにしたのです。」
波川が顔色一つ変えずはっきりとそう言ったら、周りの者達は、開いた口が閉まらない状態になった。
使徒独自のものであるATフィールドと強靭な生命力に対抗するため、現在ある対怪獣用兵器の改良と、新たな兵器開発に思いのほか費用がかかり、波川はセカンドインパクトの影響がまだ色濃く残る世界経済のことを考慮してゴードンを単身で使徒にぶつけるという普通ならあり得ない案を採用したのであった。
ゴードンが人類最強じゃなかったら、どうする気だったんだこの人!?っと、波川以外の者達は同じことを思ったという。
侮られがちな女であれど、司令官としてのその実績は地球防衛軍においてトップの波川は、セカンドインパクト前の数々の怪獣との戦いで鍛えられたせいか、時々とんでもない案を実行するのであ
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