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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第七話  椎堂ツムグの決意 その1(※一部書き換え)
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理が美味しいと聞いたから食べてみたかったのと、今日の日替わりランチメニューのサンドイッチが美味しそうだったからだったということが分かり、シンジは、そのまま横に倒れそうになるほど脱力した。(レイの方に倒れてない)
 レイはまだシンジのまかないを食べたことがないが、来週はシンジの担当なので食べれたのに…。予定表のカレンダーにもしっかりそのことが記されているのに我慢できなかったのか?
 しかし…、しかしである。
 二人は、多感なお年頃の少女と少年だ。こんなどう考えても勘違いするシュチュエーションになるような形で頼まなくたっていいだろうに。
 残念なことにレイは、その出生と育った環境によりそういう知識がまったくと言っていいほどないので、全然気付いてない。だから無意識にこんなことになってしまったのだ。
 シンジは、レイが普通の人間よりそういう常識的な部分が欠けているのを聞いていたし、食堂で一緒に働いていてもレイが食べるこという行為がただ体を維持するための義務としか認識してないなどの問題に直面したりしていて食事の大切さを食堂のおばちゃん達と一緒に教えたのは記憶に新しい。
 体は大きいけれど、これではまるで自分より年下の子供を相手にしているようだとシンジは思った。
 そのことをすっかり忘れて二人きりでお昼を食べようと誘われてレイを普通に異性として意識して健全な男の子として反応してしまったのことに、シンジは脱力し、罪悪感と共に恥ずかしくて思わず体操座りになって顔を隠した。
「碇君、首と耳も赤い。熱があるの?」
「ちが…。ううっ…。」
 シンジは、レイに淡々と指摘されて、ますます恥ずかしくなって、半泣きなった。



「がんばれ、少年! 近いうちに報われるから!」

 庭を見ることができる、基地の建物の隙間から、椎堂ツムグが、こっそり覗いていて、聞こえない音量でシンジを応援した。

「その子だっておまえのことちゃんと意識はしてる。ただまだ自覚がないだけだ。性に目覚めてないだけだ。頭は良いからそう遠くない未来に報われるって! ……ん?」

 シンジを応援していたツムグだったが、ふいに何かに気が付き、後ろを向いて、宙を見上げた。
 そして不愉快そうに眉を寄せた。

「……おいおい。どうなってんだ? あいつ…、意外に粘着質だな。絶対、尾崎には近づけさせないぞ。」

 ツムグは、誰かに向かってそう言うと、その場から姿を消した。
 ツムグが去った後、レイがシンジの腹の虫の音を聞いて、シンジお手製のサンドイッチを食べさせようとシンジの気も知らず、そして可愛くて綺麗な女の子が思いっきり近寄ったら普通の男の子がどんな気持ちになるかも知らずに、サンドイッチを片手に迫ってシンジを余計に赤面させてゆでダコみたい
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