第七話 椎堂ツムグの決意 その1(※一部書き換え)
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係ないので除外した。
テロリスト達をその辺に転がしておいて、ツムグは、頭の後ろで両手を組んで歩きだした。
「さ〜て、さてと。赤木博士と風間達の共同戦線か…。ゴードン大佐が聞いたらまた笑い転げるんじゃないかな。それにしても、赤木博士は、中々人を見る目はあるなぁ。……あの男の愛人ってのを抜けば。ま、元々お母さんの件で複雑な事情があってそういうことになったわけだし、今まで人生を捧げてきたネルフがこのありさまだし、愛想は完全に尽かしてるっぽいけど。あの人を地球防衛軍に勧誘する? ん〜、それは、無理か。っというか、時期じゃない。赤木博士は、地球防衛軍よりネルフにいてもらう方がいい。」
ツムグは、独り言を言いながら、ブラブラと歩いて行った。
当初の目的だった初号機だが…、彼は、また完全に忘れており、この数分後に思い出してまた走り回るのだった。
地上では、地球防衛軍とマトリエルとの戦いが続いている。
戦いと言っても、一方的にマトリエルに対して地球防衛軍が砲撃を行いネルフへの攻撃を妨害しているだけである。
マトリエルは、淡々としており、当たった個所によっては少しぐらつくも、多く長い足でしっかりバランスを取り、変わらず溶解液を吐きだし続けている。
他の使徒のように、胴体の部分にある複数の目玉から発射するようなビーム兵器を使う様子もなく、本当に淡々としている。
それが逆に気色悪い。
淡々と、地味、だが確実に、マトリエルの溶解液はネルフ本部を覆い隠す装甲を溶かしていく。
その時、マトリエルの胴体の斜め下辺りのハッチが開いた。
メーサー銃を肩に担いだ風間と数名のミュータント兵士達がメーサー銃を構えた。そして斜めすぐ下からマトリエルの目に向かって、メーサー銃の引き金を引いた。
放たれる閃光。そして潰れたマトリエルの目玉の一つからブシュッと大量の鮮血が噴き出た。
マトリエルは、ギロリッと残った他の目で風間達の姿を捉えると、足の一本を持ち上げ、風間のいる場所を踏みつけた。
しかし風間達は、マトリエルが足を振り上げてる間にさっさと潜り込み、その場から退散していた。
「この使徒のコアは、溶解液を吐きだしている目玉に似た部分の中心よ。それを潰せば使徒は殲滅できるわ。」
風間は、仲間を率いて第三新東京の地下通路を走り抜けながらリツコの言葉を思い返し、別のハッチを開くと、再びマトリエルの目玉(溶解液を出している腹部の目玉じゃない)部分を狙ってメーサー銃を構えた。
一方、地球防衛軍の基地では。
「ゴジラが東京湾内に侵入!」
「とうとう来たか…。」
「随分と遅い登場だが。まだ機龍フィアは起動できないのか!」
「オートパイロットプログラム
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