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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第四話  海の逃亡戦!
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に備えて表向きは轟天号や対怪獣用兵器を解体しということにして、地下に潜伏させていたGフォースに管理をすべて任せていたのだが。
「……それだけ怪獣の被害が凄まじかったのさ。」
 1900年代から遡って見ても、2015年までの間に人類は、凄まじい数の対怪獣用の技術をあみ出し、実戦に投与してきた。初代ゴジラを知る世代がまだ生きている間に轟天号のようなオーバーテクノロジーな兵器が登場してきたのだ。人類が争いをやめ、ゴジラをはじめとした怪獣の脅威に立ち向かうために一致団結した結果である。




***




 一方、轟天号の中枢。つまり管制室では。
「解析完了! パターンブルー! 使徒で間違いありません!」
 コンピュータで解析していたオペレーターが中央の席に堂々と座っているゴードンに報告した。
「…使徒は第三新東京に現れるんじゃなかったのか?」
 ゴードンは、思わぬ場所に使徒が現れたことにそう呟いた。
「現在、使徒は轟天号の真下にぴったりついてきています。今のところそれ以外の変化は見られません。」
「まさか、このまま一緒に第三新東京に行くつもりなんでしょうか?」
 副艦長が冗談交じりにそんなことを言った。
 使徒は、なぜわざわざ轟天号の真下にぴったり合わせて泳いでついてきているのか。そしてついてきていること以外に何もしてこないのが不気味だ。
「飛行高度と速度を上げてまきますか?」
「このまま様子を見ろ。」
「了解。飛行高度、速度をこのまま維持せよ。」
「風間。たぶん、奴が来るはずだ。頼むぞ。」
「Roger(ラジャー)。」
 轟天号の操舵手である風間が、鋭い目つきでモニターを睨みながら淡々とすごい良い発音でゴードンに返事を返した。
 このまま膠着状態が続くと思われたが、僅か数分後に新たな警報を知らせる表示が出た。
「艦長! 轟天号の後方から使徒以上の巨大な物体が接近中!」
「これは…、ゴジラです! ゴジラが海中から追ってきています!」
「なんだと!?」
 それを聞いた副艦長が驚きで目を見開いて叫んだ。
「艦長! この事態は、一体…。」
「ハッ…、そうきたか。」
「艦長?」
 副艦長がゴードンを見て指示を仰ごうとしたら、ゴードンはすでに何かを見抜いたかのように鼻で笑い、艦長の席の腕かけのところに頬杖をついて口元を釣り上げて笑っていた。
「真下にいやがる使徒は、これが狙いだった。自分を餌にゴジラをおびき寄せて轟天号とゴジラを戦わせて、漁夫の利を得ようって算段だな。」
「…そ、そんなことが……。あ、だからさっきからついてくるだけで何もしてこなかったということですか!? 艦長、指示を! このままでは、ゴジラは、使徒とエヴァンゲリオンを運んでいる
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