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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第四話  海の逃亡戦!
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いって話だ。」
「……ゴジラ…、ゴジラ、ゴジラゴジラって…! あんなでかいだけの黒トカゲがなんだってのよ! エヴァンゲリオンは、サードインパクトを阻止するために莫大な資金と年数をかけて作った最終兵器なのに、それをオモチャだの、エサだのなんて…、認められるわけないじゃない!」
 アスカは、髪を振り乱して喚いた。
 加持リョウジも、アスカの言い分は理解している。確かにエヴァンゲリオンを開発するためにかけられた費用も年数もシャレにならないものだ。それもすべては、サードインパクトを阻止し、世界の滅亡を防ぐためという名目で行われてきたことで、それに乗るために英才教育を受けてきたアスカは、エヴァンゲリオンこそ世界を救う鍵だと刷り込まれているまさに最良のパイロットだ。
 しかし現実はそんなアスカをどん底に突き落とすもので満ち溢れている。
 セカンドインパクトを乗り越えて復活した最強最悪の怪獣王ゴジラが第三新東京で第三使徒サキエルの右腕と肩を腕の一振りでもぎ取り、無様逃げようとしたサキエルを熱線で焼き殺し、そのあと初号機を破壊しようとした。間一髪で初号機は、新兵器・四式機龍コードフィアと地球防衛軍で活躍していた戦闘兵器と新たに戦力として育て上げられていたM機関のミュータント部隊によって守られ、ゴジラは海へ退散した。
 次に現れた第四使徒シャムシエルは、迫りくるゴジラに抵抗しようと鞭のようなものを振り回していたが、やがてゴジラの迫力と殺意に心が折れたのか抵抗をやめてしまい、あっさりと熱線で焼き殺された。この時の戦闘で機龍フィアがリミッターを一つ以上解除したためパイロットの椎堂ツムグが暴走して機龍フィアが機能停止に追い込まれる事態に陥ったが、ゴジラがなぜか見逃したため機龍フィアは回収され、修理と改良を加えられたり自己修復機能を身につけて万全な体制を整え、椎堂ツムグは、一時昏睡状態になったものの無事に回復した。
 第五使徒ラミエルでは、ラミエルはゴジラを遠くまで飛ばすほどの荷電粒子砲を発射し、ゴジラと地球防衛軍を驚かせたが、ゴジラのエネルギー吸収能力でラミエルの限界超える荷電粒子砲は吸収されて無効化され、最後には負担に耐え切れず力尽きたところを吸収したエネルギーを上乗せした熱線を流し込まれて、ラミエルは、派手に爆散した。その派手な爆発に巻き込まれたゴジラは無傷だった。別名、水爆大怪獣があの爆発で殺傷できたら苦労はしない…。
「アスカは、ゴジラどころか他の怪獣も知らない世代だから分からないのは無理ないさ。けど、すぐに分かる時が来る。もうそろそろ出発らしいから衝撃に気を付け…、っと、オットト!」
「きゃあ!」
 加持が轟天号の発進の時の衝撃に備えるよう言おうとした矢先に、足元がふらつくほどの大きな揺れが襲ってきた。

『エンジン機動! 轟
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