第三話 使徒の反撃!
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ェンデストロイヤーは、唯一ゴジラを完全に殺すことができた手段だったと、初代ゴジラを知る軍人達や科学者達から次の世代へと語り継がれている。
ちなみにデストロイヤ戦の後、メルトダウンで核爆発寸前までいっていたゴジラは、ギリギリで元に戻り、ヨロヨロの状態で海に帰り、1年ぐらいは顔を出さなかった。実はメルトダウンを抑えるのに、G細胞完全適応者の椎堂ツムグが大きく関わっているのだが、非公式となっているため知られていない。
「唯一ゴジラを完全に殺せたオキシジェンデストロイヤーを作るため、多くの科学者達が挑み、ミクロオキシゲンというオキシジェンデストロイヤーの前段階のような物質までは発明できた。けれど、オキシジェンデストロイヤーのようにゴジラを葬るほどまでには至らなかった。それどころかオキシジェンデストロイヤーの影響でデストロイアという怪獣が誕生し、ミクロオキシゲンを自力で体内で生成する怪物になってしまった。もしデストロイアが倒されてなかったら、公式に完全体と呼ばれている形態以上の進化を遂げ続けていたと言われる人の罪が生んだ悪夢。人類は、どこまで罪を犯すのかしらね? ゴジラは、核爆弾の罪。ビオランテは、娘を蘇生させようとした一人の科学者の愚行。ゴジラを倒すために使ったオキシジェンデストロイヤーの影響で誕生し無限の進化の可能性を秘めていたデストロイア。ゴジラの怒りは、もう核実験だけじゃないはず。人類が滅ぶまでゴジラは、永遠に人類の敵として暴れ続けるのでしょうね。そして今…、ゴジラは、使徒とエヴァを破壊するために動いている。ゴジラは、とっくに気付いているのね。私達人類が行った戦争を遥かに越える大きな罪に。まさに人類を断罪する破壊神というべきかしら。」
MAGIに繋げたパソコンからゴジラとゴジラの歴史の資料を纏めたデータを閲覧していたリツコは、自虐的に笑い、コーヒーを一口飲んだ。
ミサトが来た時も、リツコが今ゴジラのことを閲覧していた時も、ずっと地響きがネルフ本部に響いていた。
ネルフ本部を覆い隠す22層の特殊装甲の上で、ゴジラを相手に機龍フィアを中心とした地球防衛軍が激闘を繰り広げている影響だ。
ネルフ本部は、とにかくでかくて広いのだが、100メートル級の怪獣と怪獣型兵器の戦いによる地響きが本部内にまで響いてくるのだから上の方でどんな激しい戦いが起こっているのか容易に想像できる。ゴジラが最初に来た時からこんな状態だ。
三十分ぐらいだろうか。やがて地響きがなくなった。どうやらゴジラを追い返すのに成功したらしい。なぜそのことが分かったかと言うと、MAGIを通じて地球防衛軍からゴジラが海に戻ったという知らせた通達されたからだ。
「はあ……、あと12体の使徒が来るのか。その都度、ゴジラが来る…。気が滅入る…。」
本部の中庭で、
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