第三話 使徒の反撃!
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できる量にも限度はあるはずよ。……どれぐらいで限界なのかは分からないけど。」
例えエネルギーを喰わなくても自前のG細胞の再生力で傷を癒してしまうとか、一時的に弱っても好物の放射能物質を摂取したり一か月程度住処で寝ているだけで全快してしまうのがゴジラの嫌なところだ。そうでなければ古傷が祟って死ぬなり弱体化するなりするはずだが、ゴジラにはそれがない。G細胞の研究が延々と続けらているのもゴジラのその再生力をなんとかするためだ。オキシジェンデストロイヤーで一代目ゴジラを殺したが、製作者は自らの手で海中にいるゴジラに向ってゴジラを殺せる分だけのオキシジェンデストロイヤーを使用しゴジラを殺した後、そのまま海で自決した。資料などのデータも製作者が処分したためもうオキシジェンデストロイヤーは二度と手に入らない。
ちなみにオキシジェンデストロイヤーは、その効能で酸素を破壊し、その場にいる生物をすべて死に至らしめた後、液化させてしまうため、使用には、多大な自然破壊が伴う。使用する時、当時の首脳や軍人達は頭を悩ませたそうだ。一番悩んだのは製作者だった。彼はオキシジェンデストロイヤーの凄まじい威力にしばらく食事が喉を通らなかったと訴えたことがあるほどショックを受けて、オキシジェンデストロイヤーが大量破壊兵器になるのを恐れ、国の命令でも使用する気になることができなかった。そんな彼を決意させたのが、彼の知人達の説得と当時のテレビで放送された「平和への祈り」だったと言われる。
そしてオキシジェンデストロイヤーでゴジラが死んだ後、オキシジェンデストロイヤーが撒かれたその海の魚や海の生物も死に絶え、その海域だけ太古の無酸素の海になってしまい、しばらくの間漁業に大きな損害を与えた。このことで漁業関係者からのデモが起こったり、時を経てオキシジェンデストロイヤーで変異した微生物からデストロイアという怪獣が誕生する原因になった。
このデストロイアもゴジラと対戦し、ゴジラの勝利で終わっている。この時、ゴジラの同族であるゴジラジュニアがデストロイアに殺されていたため、ゴジラは怒り狂い、爆弾を抱えていた心臓の暴走でメルトダウン寸前の灼熱を纏った形態になった。
デストロイアは、オキシジェンデストロイヤーと似た効果を持つミクロオキシゲンという物質を体内で生成することが可能となり、更にG細胞を取り込んで完全体になったことでオキシジェンデストロイヤーに匹敵するミクロオキシゲンを武器にするようになったデストロイアの攻撃も通用せずコテンパンにやられ、最後には逃げ出し、空で待機していた当時の自衛隊の戦闘機に撃ち落されて死んだという、ゴジラが対決した強力な怪獣の中で唯一人間にとどめを刺された怪獣として歴史に刻まれた。
生態系の破壊と未来にデストロイア問題が発生したことを除けば、オキシジ
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