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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第三話  使徒の反撃!
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 ラミエルがゴジラに荷電粒子砲が効かないと分かっていても発射し続けるのをやめなかったのは、意地があったからか、あるいはラミエルが完全な戦闘マシーンで敵と判断した相手を倒すまで死んでも戦い続けるようになっていたか、真相は不明である。
 荷電粒子砲を発射し過ぎて一時的に(リツコ曰く)力尽きたせいか、ATフィールドすら出ていなかった。もしかしたら気絶していたのかもしれない。
 しかし、前の二体の使徒がなすすべもなく、シャムシエルに至っては死を受け入れて殺されたことを考えれば、ラミエルは、凄まじい勇士であった。
 そして長い間、人類を苦しめ続け、やっとのことで封印して、セカンドインパクトで死んだかと思ったら前より強くなって復活、何かを目的にして使徒とエヴァンゲリオンを破壊せんと第三新東京に現れるようなった怪獣王ゴジラ。
 ゴジラと人類の戦いの歴史をまとめた資料を見れば、ゴジラは、人類(地球防衛軍)だけじゃなく、様々な怪獣と戦ってほとんどの場合勝っている(未来人のメカキングギドラで海に運ばれたとか、モスラの幼虫に糸で雁字搦めにされたあと3式機龍と海に沈んだとか、モスラとバトラのタッグがゴジラを海に運んだとか)。
 エネルギー吸収も怪獣との戦いで何度も披露されており、それが決め手となって勝利しているケースも幾つもある。
 セカンドインパクト前のゴジラなら吸収しきれずラミエルと痛み分けで終わっていたかもしれない。しかしラミエルは不幸なことにセカンドインパクトを生き延びたせいかパワーアップしたゴジラを相手にしなくてはならなくなった。それが永久機関を持つ使徒であるラミエルの敗因であろう。
「真に恐れるべきは、今も昔もゴジラ…、なのかしら?」
 ヨロヨロと立ち上がり、椅子に座り込んで額を抑えたリツコは疲れたようにそう言葉を吐いた。
「リツコ、リツコリツコーーーー!」
 そこへドタバタと走りこんできたのは、葛城ミサトである。ネルフとエヴァが戦えなくなってから必要なくなった作戦部の部長である。連絡があるまで自宅待機であったはずだが、なぜいるのだろうか?
「ねえ、ちょっと見てたでしょ!? 使徒がゴジラに根負けしちゃったのよ! 使徒ってS2機関があるのに負けるってゴジラどんだけって話よ! ねえ、聞いてるのリツコ!」
「五月蠅いわね。見てたし、言われなくても聞いてるわよ。」
「もーーーー、あんなバケモノ相手に地球防衛軍はどうやって戦うのよ!? 最初にあれだけやられた癖にピンピンしてて、しかも無傷ってどんだけチートなのよ、あの黒トカゲ!」
 頭をかきむしり、地団太を踏みミサト。
「ゴジラは、相手の攻撃のエネルギーを食べることができるのよ。だから傷だって治せるし、元気になる。より強力な熱線を吐くことができる。でも、エネルギーを吸収
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