第三話 使徒の反撃!
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したりしてゴジラを海に封印したりしたのはノーカウント)。その怪獣王が黙ってやられたままでいるはずがないに。
ゴジラが、再び上体を起こした。するとまた荷電粒子砲が飛んできた。
しかしゴジラは、荷電粒子砲が頭に着弾しても怯まず、転がることもなく、ゆっくりと立ち上がった。
ゴジラを転がすために発射された荷電粒子砲は、すぐに止まる。
ゴジラは、ただでさえ鋭い目を、さらに鋭く、目を怒りの炎を宿したようにぎらつかせ、ラミエルの方をぎろりと睨んだ。はるか遠くにいるラミエルは、豆粒より小さく見えるぐらいの距離が離れているがゴジラの目は真っ直ぐラミエルを睨みつけていた。
立ち上がったゴジラは、今日一番の大きな雄叫びをあげ、ラミエルに凄まじい勢いで進撃していった。
ゴジラが荷電粒子砲を浴びても怯まず、起き上がったことに驚いて固まっていたのか、ラミエルは、ゴジラが自分のところへ向かってきたからやっと現実に戻ってきたらしくエネルギーを集中させた。
「使徒のエネルギーが更に上昇! 最初の粒子砲以上です!」
「使徒に限界はないのか?」
前線指揮官は、報告を受けて、そう呟いた。
ラミエルが、ゴジラを最初に吹き飛ばした以上の荷電粒子砲を発射した。
ゴジラは、それを真っ向から受けた。しかし吹き飛ばされることなく、歩みは止まらない。凄まじいエネルギーの熱がゴジラの体を焼き尽くさんと手加減なしに浴びせられているのにゴジラは怒りのままに進撃を続けるだけだ。
ゴジラがラミエルの攻撃にまったく怯まなくなったことに状況を見ていた地球防衛軍は、怪訝に思ったが、ゴジラのある特性を思い出すことであっちらこちらから大変なことを忘れていたことを思いだしたという叫び声があがったという。
ゴジラの特性。それは、あらゆるエネルギーを取り込み、自分の物とする能力である。
ゴジラは、自分の力の源である放射能を摂取する以外に、この能力で一時的なパワーアップや回復を行い、様々な怪獣に勝利してきた。
地球防衛軍の兵器の攻撃を受けても吸収はされないので、ゴジラがその気にならなければできないことなのだろう。もしくは、緊急時の一か八かの賭けという部分が強いのかもしれない。
ラミエルは、外見から見て分かるが荷電粒子砲以外に攻撃手段がない。唯一のその攻撃を逆利用される状況に陥ってしまったら、もう……打つ手はない。
しかしそれでもラミエルは、荷電粒子砲を発射し続ける。
他の二体のように逃げようともせず、諦めもせず、ゴジラに挑み続ける。
ゴジラへの反撃は、終わった。終わってしまったのだ。
「…っ、これは、使徒のエネルギーが下がっていきます! この状態だと、あと一、二分ほどで粒子砲は止まると思われます!」
「そうか…。根
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