第三話 使徒の反撃!
[4/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
撃力を発揮してゴジラを攻撃したのだ。
それも地球防衛軍のどの兵器でも実現できないような100メートル級の怪獣を一撃で遥か遠くに飛ばすほどの荷電粒子砲で…。
過去見た目からは想像できない攻撃力を見せつけてきた様々な怪獣と戦い続けていたはずの地球防衛軍のベテラン勢は、敵を見た目で判断してはいけないのだという初歩中の初歩のミスを猛反省した。
やがてゴジラが、むくりと起き上がると、ラミエルの角の部分、つまり荷電粒子砲の発射口が光った。
次の瞬間には、再び荷電粒子砲がゴジラの、それも頭に着弾し、ゴジラの体が地面に転がされた。これによってまた距離が離れた。
その後、ラミエルは、ゴジラが起き上がろうとするたびに、荷電粒子砲を発射し、ゴジラを転がすという作業を延々と続けた。
ラミエルのしつこい攻撃の仕方を見た地球防衛軍の前線指揮官は。
「今まで虫けらのように殺された仲間のための復讐か?」
ラミエルは、前の来た二体の使徒の無念を晴らすかのように容赦なく自慢の荷電粒子砲でゴジラに反撃の機会を与えずに攻撃を続けている。
まるでゴジラしか眼中にないような…、いやゴジラを放っておいたら自分が何かする前に容赦なくゴジラに殺されるからゴジラに集中するしかないのかもしれない。
それにしてもあれだけの大火力の粒子ビームを発射し続けているのに、ラミエルに変化はない。攻撃力も落ちない。
これは、ネルフから言わせれば使徒が持つS2機関という永久機関によるものなのだが、地球防衛軍はそれを知らないため、ゴジラを攻撃し続けるラミエルを固唾をのんで見守ることしかできない。
戦闘に介入しないのは、ゴジラが使徒を殺してからゴジラを追い返すなり、あわよくば倒すためである。地球防衛軍にとって、使徒は人類の敵という見方よりも、ゴジラを地上へ上陸させてしまう原因の一つとしてしか見ていない。
だからラミエルがまさかここまでゴジラを追い詰めるほどの武器を持っていたとは考えていなかった。
ネルフが実権を握っていた頃、彼らがなぜ使徒を危険視していたかという理由を今になって彼らは理解した。
もしかしたら使徒は、怪獣以上の敵になりうるかもしれない。怪獣と戦ってきたベテラン勢は、その最悪の展開が起こる可能性に嫌な汗をかいた。
しかし、しかしだ。
ラミエルが相手をしているのは、ゴジラだ。
地球防衛軍を、人類を長年苦しめ、敵対したたくさんの怪獣達を葬り、南極に封印するまで終わりが見えない戦いを繰り広げてきたゴジラだ。
強力な荷電粒子砲でゴロゴロ転がされているだけですみはずがないのだ。今まで地球防衛軍だけじゃなく、様々な怪獣を相手に時に苦戦を強いられながら勝ち抜いてきた(たまに怪獣がタッグ組んだり、未来人が介入
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ