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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第三話  使徒の反撃!
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っと、待て。人間まで運ぶのか? タクシーじゃないんだぞ。」
『弐号機の“おまけ”です。適当に客人として部屋に閉じ込めて置くなりしてくれてかまいません。何かしらの問題行動を起こしたならば捕虜として扱ってもいいです。それは、大佐に任せます。ただし、殺さないようにしてください。特に二人の内、一人は14歳の少女なのですから。』
「ガキは苦手なんだがな…。仕方ねぇ、その仕事引き受けた。」
『感謝します。ダグラス=ゴードン大佐。』




 こうしてドイツ支部にあるエヴァ弐号機とそのチルドレンのアスカともう一人の人間を日本支部に運ぶことが決まった。

 轟天号。これは、対怪獣戦のために開発された先端がドリルとなっている万能戦艦である。空水両用で、宇宙での活動も可能な技術の粋を結集した最強の戦艦と言われている。
 ゴジラが封印された南極での戦いで初代轟天号が出撃し、たまたま起こった地震でできた地割れにはまったゴジラに向って氷山をミサイルで撃って破壊し、崩れ落ちてきた雪と氷でゴジラを封じ込めた、歴史の教科書にも載っている伝説の戦艦である。
 その新型機が、ゴジラ封印後に開発され、その間に暴れていた他の怪獣との戦いで頭角を現したが、セカンドインパクトの発生でゴジラの行方が不明となり怪獣が消えたことで地球防衛軍が解体され、対怪獣兵器はその破壊力から危険だということで解体されることになった。轟天号もそうである。
 ……表向きはそうだった。
 しかし実際は、地下に潜伏していたネオGフォースが対怪獣兵器と轟天号を管理しており、いつでも使えるよう整備をして、そして第三新東京でゴジラの復活が確認され、地球防衛軍が再結成された時、地下に隠されてきた轟天号と対怪獣兵器は、再び日の光を浴びることができたのだった。


 ドイツへと出発した轟天号の機体が太陽の日を浴びて銀色に輝くさまは、歴戦の勇者を彷彿させるほど神々しかった。
 轟天号がドイツに向けて海の上を飛行している最中、その下の海中に白い巨体を持つクジラとも魚ともつかない姿をした使徒が轟天号を追跡していた。しかもレーダーに引っかからないように絶妙な距離を保ちながら海底近くを泳いでいたため轟天号側は使徒に追跡されていることに気付いていない。
 そして轟天号がネルフ・ドイツ支部に到着し、せっせとエヴァ弐号機を搬入する頃、太平洋の海底で眠っていたゴジラが、ゆっくりと目を開け、太くて長い尾をくねらせてその体系からは想像もできない速度で海中を泳ぎ、ドイツへ向かって行った。


「ゴジラさんの次の戦いは、海で行われるのか…。まあ、あの使徒(ガキエル)があの形だし仕方ないか。で、35年ぶりの轟天号との再会か…、うーん初代じゃないから若干違うけどゴジラさんにとっては記憶に残る好敵手だっ
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