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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第二話  機龍フィア、機能停止!
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 機龍フィアは、過剰運転と熱暴走を防ぐため強制シャットダウンしたもよう! パイロットのG細胞完全適応者の安否は不明!」
「しらさぎは、機龍フィアを守るため、ゴジラに砲撃を開s…、っ!?」
 上空で待機していたしらさぎが機龍フィアの非常事態に対応するべく動こうとした時、もう一つの異変が起こった。
 ゴジラが目の前で動かなくなった機龍フィアをジッと見て、それからゆっくりと機龍フィアから離れていくと、なんと背中を向けて東京湾へと帰って行ってしまったのだ。
 あとに残されたのは、黒い煙をプスプスと機体のあちこちから立ち昇らせてまったく動かない機龍フィアだけだった。
 これには、しらさぎの搭乗者達も、その様子を見ていたトウジとケンスケを保護して移動していたミュータント部隊も、他の前線部隊も、映像で戦場を見ていた地球防衛軍の司令部などもただ茫然とすることしかできなかった。
 1秒して我に返った者がいて、それをきっかけに機龍フィアの回収が迅速に行われ、ゴジラによる被害報告、そして避難場所から勝手に抜け出し、危険な戦場に忍び込んだ二人の少年にきつい罰が与えられた。もちろんケンスケが戦場を撮影したデータが詰まった撮影機器は、没収された。
 だがケンスケがかなり機械に強いことがトウジの口から洩れたたため、撮影映像を他の方法で残しているかもしれないと疑われ、他県への移住のために積み込まれていた積み荷からケンスケの大量の荷物が運び出されることになった。
 ケンスケは、人権侵害だとか、パパがネルフの職員だから訴えてもらうとか叫んでいたが、ネルフはすでに実権を失っており、ケンスケの父親はネルフを辞めて地球防衛軍の特に一般人の対応をする部署、つまり普通の公務員と変わらない仕事をしているところに転職していたのだが、片親で子供を養うためほとんど家に帰らないことや普段父親と顔を合わせず部屋に籠って盗撮した映像の編集や掲示板などに参加しているケンスケはそのことを全く知らなかった。ケンスケの父親に確認したところ、留守録とメールにネルフを辞めたことや転職したことを送っておいたらしいのだが、ケンスケは、父親のいつもの自分の趣味(盗撮含む。父親は盗撮のことは知らない)を良く思わないお叱りの言葉が入っていると思い込み留守録を聞くことなく、メールも差出人を見ただけですぐに削除してしまっていたらしい。
 ケンスケは、父親の転職のことを警察組織の取調室で知らされ、愕然としたという。ネルフが実権を完全に失っていることも同時に伝えられたが、今度は地球防衛軍がネルフを切り捨てたことについて立場も弁えず勝手に職員に質問攻めし、ネルフが保有するエヴァンゲリオンがゴジラを呼び寄せる要因になっているというネットでの書き込みの事実確認を行おうとしたため、その情報の入手先について調べるたところ
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