第二話 機龍フィア、機能停止!
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た。
ゴジラは、人類が作ってしまった最悪の兵器の炎とまき散らす毒を浴びて生まれた。
そして人類を断罪する、人類の罪そのもののように人類を蹂躙する。
もしもG細胞完全適応者の椎堂ツムグが人類の敵になったなら、それは自業自得だ。散々惨い実験に利用し、その細胞からゴジラを殺すために兵器を開発し、そしてその兵器に乗せて彼にとって命の恩人、あるいは神に等しいであろうゴジラと戦わされているのだ。
はっきり言って、椎堂ツムグが人類のことをどう考えているのか分からない。いつ敵になってもおかしくはないのに、彼は、マイペースに人類に付き合っている。
終わらないこの繰り返しが、いつか終わる日を、ただ願うことしかできない。波川は、自分の机に積まれた書類に目を通しながらそう自虐なことを考えた。
半日ぐらいの時間が経過して、椎堂ツムグは、意識が戻った。
目を覚ました彼は、担当医や研修医達を見つけて目が合うなり、子供みたいに笑って。
「おはよう。」
っと元気に挨拶したそうだ。
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