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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第一話  再結成・地球防衛軍
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であれば、例えエヴァをすべて破壊してもゴジラは、ネルフ本部を襲いにやってくるであろう。エヴァを破棄できないのは、ゲンドウの個人的な理由もあるが、破棄したところでリリスがいる以上、エヴァがなくてもゴジラが来るとなっては地球防衛軍が怪しみ、リリスのことがばれ、芋づる式でセカンドインパクトの真実やサードインパクトと人類補完計画のことがすべて公にされてしまいかねない。だからエヴァシリーズの破棄することができないままなのだ。人類補完計画のの鍵として作られたエヴァは、もはや兵器としてでも人類補完の鍵でもなく、ただネルフが抱える真実を隠すための隠れ蓑に成り下がってしまっていた。ばれるのも時間の問題であるが…。
 ゴジラと機龍フィアの戦闘でメチャクチャになぎ倒された武装ビル群の撤去が急ピッチで行われているのだが、ネルフの武装に関する予算がないため未完成だった武装ビルの完成の道のりは完全に閉ざされた。
 ネルフに与えられる予算は、精々ネルフと第三新東京とネルフ本部を最低限維持するための維持費ぐらいである。しかも用途もきっちり管理・監視された状態であるため、帳簿を誤魔化すことすらできない有様だ。
 エヴァは、初号機及び零号機ともに完全凍結。武装の開発も完全に中止。予算の超大幅カットで職員達の給料もカットされ、ネルフの職員達が一斉にデモを起こし、そこに地球防衛軍の職員が今人材募集中だと囁いたため、ネルフの職員達がそっちに全部流れそうになるのを冬月が必死になって説得して止めようとするという物悲しい事件が起こっている。がんばって止めようとしてるが、ネルフ以上の良い条件のせいで職員の流出は抑えきれず、じわじわと確実にネルフは、内からも外からも弱体化するのであった。そして地球防衛軍が命じた通り、ただのゴジラをおびき寄せるための餌に成り下がっていく…。

 ネルフの弱体化にともない、経費を節減するため、ネルフの管理下にあった病院が閉鎖されることになり、そこに入院していた患者たちは地球防衛軍の管理下にある病院に移されることになった。
 その中には、ファーストチルドレンである、綾波レイもいた。そのことに気付いたのは、1週間ほど前のことで、ゲンドウが荒れたこと荒れたこと…。50歳目前の大人が癇癪持ちの子供みたいだったと目撃者は語る。
 ドイツにいるセカンドチルドレンを抜きにして、すべてのチルドレンを失ったネルフは、本当に本当に無力化してしまった。




***




「精神感応による治療?」
 医療機関に集められたミュータント達。その中に尾崎や風間もいた。
 医療機関の医者の一人が説明を始めた。
「保護した碇シンジ君は、ゴジラに殺されかけたショックで精神に大きなダメージ受けています。肉体的には健康ですが心の治療までは我々の技術をもって
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