第一話 再結成・地球防衛軍
[7/18]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いうロボット…、あれは使徒が手も足も出なかったゴジラを相手に互角に渡り合っていた…。地球防衛軍が有する対怪獣用兵器、そしてM機関のミュターント部隊、どれをとってもエヴァなど足下に及ばない優れた力を秘めている。武器についてまだ開発段階のエヴァにゴジラに対抗する手段は全くない。』
『さらに第三新東京にゴジラが襲撃した時、初号機にサードチルドレンの碇の息子が乗っていたらしいが、M機関のミュータントどもが初号機のハッチをこじ開けて碇の息子を救出、現在身柄は地球防衛軍に保護されている。』
『なぜネルフは、初号機を戻さなかった?』
『ゴジラの歩みによる地響きと熱線による爆発の衝撃でエヴァを括りつけていた射出機が故障し、初号機を戻すことも解放することも出来なくなっていたそうだ。なんたる失態! 貴重な依代の候補をみすみす地球防衛軍どもの手に渡してしまうとは!』
『ゴジラってそんなに重たかったのか…?』
『ゴジラの復活など裏死海文書にも記されていない。そもそもゴジラが最初に現れた1900年代のあの時からすでにおかしかった…。ゴジラに続き多く怪獣の出現。ゴジラは一匹目は殺せたのに、二匹目が現れた。一部では、ゴジラを人類の犯した罪を断罪する者だと考えている者がおり、中には神と呼ばれることすらあるらしい。確かにあれほどの不死性と巨大な力を前にすれば恐怖のあまり崇拝したくなってしまうのも致し方ないことであろうな。』
『ゴジラのおかげで我々のシナリオは、大幅な修正をせねばならなくなった。ゴジラが南極で我々の目的を知ったと想定したうえでこれがすべて偶然でないとするならば、ゴジラは、我々の神への道に進むための儀式、人類補完計画を阻止するつもりか? だからこそ人類補完計画の要である使徒とエヴァを自らの手で破壊しようと…。』
『怪獣などという畜生に、人類を新たな段階へと導く偉大なるこの計画を理解できるわけがない!』
「そうとは言い切れぬ…・。」
『議長!?』
「人類補完計画がどのような形で遂行されるかを知っているからこそ、ゴジラは、核実験以上の人類の罪と判断し、わざわざ第三使徒が出現した時に姿を現した。そうとしか考えられぬほどタイミングが良すぎる。しかも第三新東京での映像を見る限り、使徒を殺した後、まるで見せつけるようゆっくりと、初号機に向って行った…。セカンドインパクトを生き延びたゴジラがセカンドインパクトが我々のシナリオに沿って行われたことだと知っていたとしたら、あれは我々に見せつけるためでだったのではないか? おかしいと思わぬか諸君?」
『ぎ、議長! 議長までそのようなバカバカしいことを…。』
「黙れ! バカバカしいと切り捨てた結果、我々はゴジラの生存にすら気づくことができず、解散させた地球防衛軍の復活をみすみす許してしまったのだぞ! 人類
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ