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ゴジラ対エヴァンゲリオン(仮)
第一話  再結成・地球防衛軍
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造人間って言われてるよ。本当は、人間が使徒って呼んでるモノからボクは生まれたんだ。ううん、違う。ボクは、ツクラレタんだ。好きで生まれてきたんじゃないよ。』
「エヴァンゲリオンが使徒だって!? だから使徒と戦えるのはエヴァンゲリオンだけって理論があったのか…。使徒は昔からいたってことなのか?」
『そうだよ。お兄ちゃんが見たことがあるのは、三番目の使徒だよ。一番目は、アダム。二番目は、リリスっていうの。それでね、驚かないでね。人間は、18番目の使徒、リリンなんだよ。』
「なっ…」
 尾崎は言葉を失った。全く異なる生物だと思っていた使徒が、人間と同類だったなどと考えもしなかったからだ。
『それだけじゃないよ。他の生物も全部、使徒から生まれたんだよ。だから使徒は、みんなのお父さんでお母さんなの。』
「嘘だって…、思いたいけど、本当なんだろうな。」
 尾崎はこめかみを抑えてここがシンジの心の中であるから、相手が幼いシンジの姿を借りた初号機でも嘘は言っていないのを理解している。だが使徒がすべての生命の起源だという話は受け入れがたい衝撃的な事実だった。
『お兄ちゃん、疲れてるでしょ? 座ったら?』
「ああ…。」
 尾崎は、初号機の向かいの席に座り込んだ。
『ねーねー、お話し、続けていい?』
「…ああ。」
『でね、使徒には、アダムから生まれた命と、リリスから生まれた命がいるの。リリンと他の生き物はね、リリスから生まれたんだよ。使徒は、アダムから生まれたの。ゴジラに殺されちゃった使徒はね、サキエルって言うんだよ。あと使徒はアダムとリリスを入れて全部で17いるの。リリンは別だよ。だってコア退化しちゃってて使徒とは違っちゃったんだもん。』
「それってつまり…、あと14体も使徒が現れるってことだよな?」
『そうだよ。使徒はね。アダムに還りたがってるの。だからアダムを探してるの。でもね、アダムは、南極でバラバラにされちゃったんだ…。でも失敗しちゃったの。だから南極も世界中も壊れちゃったんだ。』
「はあ!? どういうことなんだ!」
 尾崎はそれを聞いて身を乗り出して叫んだ。
「アダムが南極でバラバラになって、それが失敗で南極と世界が壊れたって…、まさかセカンドインパクトのことを言ってるのか!? 隕石の落下が原因っていうのは嘘だったっていうのか!?」
『うん。嘘だよ。アダムをバラバラにした人間達がね、アダムのこと、隠すために嘘ついたんだよ。』
「…南極で一体何が起こったんだ? なぜアダムが南極にいたんだ?」
『アダムとリリスはね、月と一緒に来たんだよ。本当はひとつの星に、月が一つなんだけど、この星には二つ月が来ちゃったんだ。その月に、アダムとリリスがいたの。アダムの白い月は南極に落ちて、黒い月は…、どこだ
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