第一話 再結成・地球防衛軍
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第三使徒サキエルがゴジラに成すすべもなく殺され、初陣のシンジが乗る初号機が破壊されかけた。
初号機と第三新東京とネルフ本部を救ったのが、ネオGフォースという、かつて地球防衛軍の中で対ゴジラ専門の戦闘組織として設立されたものにM機関と機龍フィアを入れてパワーアップした新しい組織だった。
セカンドインパクトによる南極の消滅を生き延び、セカンドインパクト前より強くなったゴジラを戦意喪失させて海へ退却させることに成功したのだ。
約35年ぶりのゴジラとの戦いとしては歴史的大勝利といえるだろう。
国連の議会場で、第三新東京でのゴジラとネオGフォースの戦いがスクリーンに映されていた。
ゴジラが機龍フィアとネオGフォースの対怪獣戦闘機の集中砲火を受けて、ついに海へと退散していったところで映像は終わった。
「ご覧になっていただいた映像がゴジラが第三新東京に上陸し、そしてネオGフォースの最新兵器4式機龍コードフィアの成果です。」
女性司令官・波川玲子の声が議会場に響いた。
「波川司令、ゴジラの復活はすでにネオGフォースは知っていたのですか?」
議員の一人が挙手して質問をした。
「国連の管理下にあるG細胞完全適応者、椎堂ツムグの言葉からゴジラが生きている可能性が非常に高いと見て、ネオGフォースは、数年前からゴジラを探索し続けました。アフリカの対岸に巨大な生物に腹を噛みちぎられた形跡のあるクジラの死体が発見され、歯型を照合したところ、ゴジラのものとほぼ一致したのです。それから太平洋を横断する放射能物資を輸送していたタンカーが海中から浮上してきた巨大何かによって真っ二つに破壊されたという情報が生き残った乗り組み員の証言で得られました。背びれのようなものと太くて長い尾が海面から出たのが見えたと証言しています。ゴジラは、怪獣王の異名の他に水爆大怪獣という異名を持ちます。これはゴジラが水爆実験で突然変異したジュラ紀の恐竜であることからそう呼ばれるようなったのです。ですからゴジラは、常に行く先々で放射能をまき散らし、放射能による熱線を攻撃手段としていて、さらにゴジラは、放射能物資を捕食する習性があります。過去、ゴジラは、原子力発電施設を襲撃した事例も多く報告されており、放射能物資を輸送していたタンカーを襲ったのも放射能物資が目当てだったと考えればゴジラの犯行であることは間違いないでしょう。また同じ海域を潜航していた原子力潜水艦が二隻、消息を絶っています。」
「ゴジラの姿を映像に収めたり、居場所は特定することはできなかったのですか?」
「ゴジラは、深海を常に泳いで移動しており、またその速度も速く捉えるのはゴジラを封印した35年前から困難でした。ゴジラとの戦いはいつもゴジラが上陸してからがほとんどで…、私達は、市街
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