序章 ゴジラ復活、第三新東京の危機!
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くミサトと、ゴジラのことを資料でしか見たことがないリツコがあれが本物のゴジラであることを理解したりと司令部は混乱状態だった。
「繋げろ。」
そこへ鶴の一声。総司令のゲンドウが冬月を連れて司令部に現れてそう命令した。
通信が繋がる。
『こちら国連軍と戦自の共同司令部。ネルフに告ぐ、今すぐエヴァンゲリオンを退避させろ。もしくはパイロットを下ろした後、エヴァンゲリオンを自爆させるなりして粉々に破壊しろ。』
「んなっ!?」
あまりの内容に、司令部にいた人間達の声が揃った。
「どういうことよ! エヴァを退避させるどころか、破壊しろですって!? 天下のネルフに向ってなんてこと言うのよ馬鹿じゃないの!? 何の理由があってそんな…。」
『ゴジラは、使徒とエヴァンゲリオンを破壊するために第三新東京に上陸したのだ! エヴァンゲリオンがある限り奴は第三新東京に来るぞ!』
「話にならん。」
ゲンドウが呆れたと一蹴りした。
『ついさっきゴジラが使徒を殺し、エヴァンゲリオンを破壊しようとしたのを見たはずだ! 理由はまだ不明だが、なぜかゴジラは使徒とエヴァンゲリオンを破壊することに固執している! せっかく復興しつつある日本をゴジラに破壊させる気か、貴様らは!?』
「し、しかしゴジラがエヴァを狙ってここへ来たというのには無理が…。」
冬月が青い顔をしてゴジラがエヴァを襲う理由に無理があると指摘した。
ゴジラが多くの街と大都市を破壊してきたのを見て、聞いてきた冬月は、人類を滅ぼさんとしているように破壊活動をするゴジラが破壊活動をするよりもなぜ使徒とエヴァを狙うのか分からなかった。
『ともかく! 今、ミュータント部隊がエヴァンゲリオンのハッチをこじ開けてパイロットの保護をしようとしているところだ! 君らが動かないと言うのなら、パイロットだけでもこちらが避難させ、保護させてもらう! 残ったエヴァンゲリオンのことは知らん!』
「なっ!そんな勝手は許さん! やめさせろ!」
「ミュータント部隊って…、M機関のことかしら?」
国連軍と戦略自衛隊が初号機の中にいるシンジを保護しようと無理やりエントリープラグを壊そうとしているのにゲンドウが焦って叫び、リツコは、ミュータントと聞いてまずM機関のことを思い浮かべた。
そうこうしている間に、地響きが何度も起こる。ゴジラと機龍フィアの激しい戦いがネルフ本部の上で行われているからである。
「よし! あと少し…、開いた!」
初号機のハッチとエントリープラグを無理やり壊したミュータント部隊のひとりである尾崎がそう叫んだ。
ハッチをこじ開け、手動でエントリープラグを射出させ、無理やり扉を開けると、LCLが溢れ出た。
「うわっ、なんだこの液体!?」
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