機動戦士ガンダム
2177話
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直接……それこそ、ドラゴンとかユニコーン、ペガサス、グリフォンといったようなモンスターの炎獣を見せてやればいいだけの話だ。
「炎獣、ね。……そうね。アクセルが炎獣を使うというのは知ってる人もいるでしょうけど、具体的に炎獣がどのようなものなのか、直接自分の目で見た事がある人はいない。そう考えれば、アクセルの案もいいかもしれないわね」
セイラは頷き、口元に笑みを浮かべ……ふと、何かを思い出したかのように、口を開く。
「そういえば、ツィマッド社との接触に成功したそうよ。……カーウィン家やシーマ中佐、ジェーンが頑張ってくれたおかげね」
シーマは中佐なのに、何故ジェーンは呼び捨て? と一瞬疑問に思ったのだが、考えてみればそう難しい話ではない。
シーマはルナ・ジオン軍の軍人として働いているが、ジェーンは既にきっぱりと軍を辞め、政治家としての道を歩いている。
だからこそジェーンには階級がなく、呼び捨てとなったのだろう。
いやまぁ、それはルナ・ジオン内部の事だから、特に俺が気にするような事はないんだろうけど。
「ツィマッド社の件? ヅダだったか? あのMSの件か?」
「ええ。報告によればヅダを設計したグループのうちの何人かが興味を示しているみたいね。ルナ・ジオン……いえ、シャドウミラーの技術に興味を持ったんでしょうけど」
「あー……そうなったのか。てっきりこの世界の人間だけでヅダを完成させるんだとばかり思ってたんだが」
シャドウミラーの目的として、この世界の技術の収集という点もある。
だからこそ、この世界の技術に影響を与えるような兵器の類……ビームライフルとか、そういうのは表沙汰にしてないのに。
いやまぁ、ニーズヘッグという例外はあるけど。
ともあれ、俺としては出来ればヅダに関しては……そして、これからもこの世界の兵器はこの世界の技術で進化していって欲しいと思う。
勿論、俺達シャドウミラーが関わっている時点で、純粋にこの世界だけの技術……という風には言えなくなっているんだろうが。
そもそもの話、メギロートやバッタなんかを普通に使ってるしな。
ダラニ辺りなら、ジオン軍でも連邦軍でも同じような物を作るのにそこまで苦労はしない……と、思う。
いやまぁ、普通ならそこまで苦労しないとは思うんだが、ジオン軍の場合は戦闘機を開発するといって、何故か出来たのがドップだったしな。
戦闘機としては、正直なところ使い物にならない……って程に酷くはないが、それでもやっぱり連邦軍の方が戦闘機という点では上だ。
その辺りの差は、やっぱり純粋に地球という環境を利用出来るかどうかといったところだろう。
ともあれ、そんなジオン軍だからこそ特異なと表現するのに相応しい兵器を作る。
そして、実はシャドウミラー的
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