猫娘と強化合宿編
NO.072 個性:変化って実は万能個性?
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まではいかないが、物々しい雰囲気であった。
ブラドは一度全員の方へと振り向いて宣言する。
「すなわちやるべきことは一つ! 限界突破だ!!」
「「「「「いっ!?」」」」」
そこでは凄まじい訓練が行われていた。
まず爆豪勝己。
ドラム缶の熱湯に両腕を突っ込んでそれによって汗腺の拡大及び爆破を繰り返して規模を大きくする特訓。
「くそがぁぁぁぁぁ!!」
爆豪本人はもうそれは苦しい事だろう。
ニトロの汗が熱湯に溶け込むのだから冷めるどころか余計に温度は上がっていく。
両腕を天に掲げて限界以上の爆破を放つ光景はまさに“壊す”特訓と言えよう。
次に轟焦凍。
これまたドラム缶を使用するスタイル。
さらにはそれに沈んで凍結と炎を同時に出してお風呂の温度を一定にする。
とても冷たい凍結に体を慣れさせて、炎の温度調節を試みる特訓。
「はぁ……はぁ……ッ!」
急激な温度の変化に荒い息を吐きながらもドラム缶を叩いて交互に個性を発動する轟。
もしかしたら同時に発動できるかもしれないのだが、過去の出来事から体育祭まで炎は封印していたために同時使用をするのにはかなりの訓練が必要になるだろう。
今までのツケが一気に襲ってきた感じである。
続いて瀬呂範太。
肘からテープを出し続けることで容量の拡大、テープ強度と射出速度を強化する特訓。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
やろうと思えば無限にテープを出し続ける事ができるのだが、如何せん出し続けると非常に激痛が走るのである。
これに慣れたらやっと次の段階に進めるといったところか?
次、切島鋭児郎&尾白猿夫。
硬化した切島を尾白が尻尾で殴ることで互いに個性強化を高める特訓。
「こい、尾白!!」
「おぉぉぉーーー!!」
ようはただの叩き合いなので一見地味だが、それでも切島は硬化の強度を、尾白は尻尾の操作と練度を高めることができるので有効である。
次、上鳴電気。
大容量バッテリーと通電することで大きな電力にも耐えられる体にする特訓。
「びゃああああああああーーーーー!!!?」
上鳴の個性『帯電』は自身の体で電気を作り出す事ができない以上は容量を増やす以外に道はない。
ただ、電気に耐性があるから耐えられているが、下手したら感電死してもおかしくない感じである。
次、口田甲司。
生き物を操る声が遠くまで届くように声帯を鍛える発声の特訓。
内気な性格を治すにも効果的である。
「ああああああああああああーーーーー!!」
ただ、別視点から見たら可愛いだけなのだが……ここは言わないお約束である。
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