機動戦士ガンダム
2176話
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ウミラーと繋がっているという今の状況は、連邦にしてみればかなり面倒な事なのは間違いないだろう。
出来れば、連邦もそこに入り込みたいと、そう考えてもおかしくはない。
とはいえ、こちらとしてはそれを許可出来る筈もない。
「その辺り、正直どうしたものだろうな。こっちとしては何人かなら受け入れても構わないんだが……」
ただ、どうせなら何らかの利益を引き出してからホワイトスターに連れて行きたい。
……ホワイトスターに連れて行けば、間違いなくお互いの技術格差をしっかりと理解出来るだろう。
そういう連中は、シャドウミラーにとって非常にありがたい相手なのは間違いない。
そんな訳で、受け入れるのなら受け入れても構わないと、そう思ってはいるのだ。
「ふむ、利益か。……いっそルナツーでも貰うか?」
珍しく、ラルが冗談を口にする。
まぁ、ジオン公国はハワイ諸島を差し出したし、まだこちらに寄越してはいないが、ドロスやグワジン級を譲渡すると言っている。
であれば、連邦もこっちに何らかの献上品――という表現はどうかと思うが――を渡すというのは、ありだろう。
「とはいえ、ルナツーを寄越すような真似はしないだろ」
ルナツーは、宇宙に残った連邦軍の最後の拠点だ。
……実際にはサイド7とかもあるのを考えれば、まだ余裕はあるのかもしれないが。
そのようなルナツーを、ルナ・ジオンに渡すかと言われれば……まず考えられない事だった。
あればあったで、月の周辺に持ってくるか……もしくは、今の位置でルナ・ジオンの基地として使うというのも面白そうではあるが。
そんな風に考えつつ、俺はラルと言葉を交わすのだった。
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