機動戦士ガンダム
2176話
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事になりそうだとは思わないか?」
「……否定はしないわ」
円は俺の言葉に何を考えたのか、数秒の沈黙の後でそう告げる。
俺の恋人の中でも常識枠の1人である円だけに、俺の言葉に色々と思うところがあっても不思議ではない。
まぁ、本当に常識枠だというのであれば、それこそネギま世界の魔法界で拳闘士として活躍し、上位に位置するだけの強さを得るような事は、そうそう出来ないだろうが。
「あ、ほら。アクセル君。向こうでちょっと呼んでるみたいよ。行ってみた方がいいんじゃない?」
ふと、俺と話していた円はそんな事を告げてくる。
俺を呼んでいる? それって、一体誰がだ?
そんな疑問を抱きつつ、そちらに視線を向けると……ラルが俺の方に視線を向けていた。
「ラルか。……分かった。じゃあ、ちょっと行ってくるけど……円はどうするんだ?」
「え? 私? うーん、そうね。……出来れば他の人とも色々と話してみたいわね。特に、連邦の人とは全く話していないんだし」
そう告げる円の様子から、取りあえず放っておいても構わないだろうと判断し、俺はラルの方に向かう。
「じゃあ、この辺でな」
「ええ。……ただ、あまり女の人に粉を掛けないようにね」
「いや、そんなつもりはないんだが……」
一応円も俺とジェーンのやり取りについては気になっていたのか、そんな風に言ってくる。
円にしてみれば、先程のやり取りには若干なりとも思うところがあったのだろう。
……とはいえ、だからと言って俺がそれで何かを言えば、藪蛇になりそうだしな。
そんな訳で、俺はそれ以上何も言わずにその場を後にし、ラルの下に向かう。
何だかんだと、ラルは俺が来るのを待っていたらしく、何故か笑みを浮かべながら口を開く。
「アクセル、ちょっといいか?」
「ああ、構わないけど……何かあったのか?」
「いや、実はな、連邦からやってきた使節団の何人かから、ホワイトスターを見てみたいと言われてな」
「あー……そっちもか」
何となくだけど、そうなるような予感はしていた。
実際、俺が話していた男からも似たような事を言われたし。
ともあれ、そっちを希望する者が多い場合は、一体どうするべきか。
こっちとしても、一応向こうがそう希望するのであれば、対応する必要がある。
……とはいえ、向こうの希望をそのまま受け入れるってのも、正直どうかと思うしな。
寧ろ、向こうとしてはこっちにそんな風に判断させたいのではないか? とすら思ってしまう。
「そっちも? アクセルの方もか?」
「ああ。俺がさっき話した奴は、それを臭わせていた。……とはいえ、向こうにしてみれば死活問題だろうし、無理もないけどな」
「それは否定せん」
ルナ・ジオンのみがシャド
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