機動戦士ガンダム
2176話
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らす。
円が何を言いたいのかは分かっている。分かっているが……俺の方にも、色々と問題はあるのだ。
「そう言えば、技術班の誰だったか……ちょっと忘れたけど、女同士でも子供を作れるようになる技術を研究しているらしいな」
「……随分と豪快に話題を逸らすわね。まぁ、いいけど。で? その技術を真っ先に使うのが、あの2人って訳?」
この場合のあの2人というのが誰を示しているのか。それは、考えるまでもなく明らかだ。
「近衛と桜咲の子供か。どんな子供になるのやら」
ネギま世界の中でも屈指の魔力量を持つ近衛と、神鳴流の使い手として極めて高いレベルで気を使いこなす桜咲。しかも烏族のハーフで翼を持っているという事は、その子供にもその特徴が受け継がれる可能性が高い。
魔力と気を使いこなし、虚空瞬動を使わずとも翼で空を飛べる。
言ってみれば……明日菜の上位互換だと感じるのは、決して俺の気のせいではない、筈だ。うん。
「あの2人の子供かぁ。……ちょっと興味あるわね」
円もまた、近衛と桜咲の子供には興味があるのか、そう告げる。
……ちなみに。本当にちなみにの話だが、以前レモンに混沌精霊と化した俺の身体をしっかりと、それこそ身体の隅々まで、これ以上ないってくらいに入念に検査をして貰った事がある。
その結果分かった事は、人間ではなくなった俺の身体でも子供を作れるという事だ。
ただし、その確率は普通の人間としてかなり低い。
……レモン曰く、俺は1つの生命体として個で完結しているから、らしい。
もっとも、本当の意味で個として完結している場合は、それこそ子供を作るような真似は出来ないので、不完全な意味で個として完結している、というのが正確らしいが。
ともあれ、毎晩のように夜には10人を超える恋人達全員が力尽きるまで行為が行われているのに、それでも誰も妊娠していないというのは、それが原因らしい。
この場合、喜べばいいのか、悲しめばいいのか……正直どう反応していいのか迷ったのは内緒だ。
ただ、子供が出来る可能性が少ないがあると聞き、マリューや千鶴、ミナトといったような母性の強い連中が喜んでいたので、取りあえず良しとしておく。
子供が出来る確率はかなり低いらしいので、本当にいつになるのかは分からないのだが。
……もっとも、毎晩の出来事を考えれば、それこそ明日誰かが妊娠してもおかしくはない。
「アクセル君? どうしたの?」
そんな俺の様子が気になったのか、円がそう尋ねてくる。
だが、俺はそれに対して首を横に振り、何でもないと返事をする。
「ちょっとあの2人の子供がどういう子供になるのかを考えていただけだ。……あの2人の能力を受け継いだ子供が、シャドウミラーで育つ。これって、色々ともの凄い
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