逆襲の挽歌
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付いた。何だったら奴に君から聞かせちゃっても良いよ」
そう言うと陛下はギターのストラップを首から下げ、チューニングを始めた。
そしてチューニングを終えると、アップテンポで弾き出し歌い始めた。
♪知識が無ぇ 根性無ぇ 口を開けば文句だけ?
♪才能無ぇ 努力し無ぇ だけど欲望ブックブク?
♪性格も悪ければ 容姿以外はなんにも無ぇ?
♪人生を舐めていて 変なプライドてんこ盛り?
♪オラこんな奴嫌だぁ オラこんな奴嫌だぁ もう飽き飽きだぁ?
♪だけど我が子だから 気には止めて 多少は知恵貸すだぁ〜?
……ひゃ、100%マリーちゃんの歌じゃん。
あの娘を表してる歌じゃん!
や、やばい……笑いが止まらない。
でも笑ってばかりは居られない。
私は笑いで震える手を押さえ付けて、今の曲を譜面に書き出していく。
勿論歌詞も忘れずに。
今は何かに悩んで居るみたいだから、トドメを刺す様な真似はしないでおくけど、元に戻ったら絶対に歌ってやろう。
あの娘の目の前で歌ってやるんだ。
貴女の父上が作った歌ですよって言ってね。
ピエッサSIDE END
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