暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Dインターミドルの猛者〜DUEL〜
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
へ向けて、ハリーが零距離での炎熱砲を撃ち込み、2人を爆炎と黒煙が飲み込む。少しの沈黙の後、「うわぁっ!?」という声と共にハリーが黒煙を突き破ってリングアウト。

「「「リーダー!?」」」

「来んな!」

ハリーはルミナが握る“レッドホーク”に振り回されているようで、リング周辺を引き摺り回される。それを見てシャルが「こらこらこら! リングアウトしてんだからやめい!」って怒声を上げた。それでルミナも「おっと、いけない。ごめんね」と“レッドホーク”より手を離し、ハリーも自由となった。

「あいてて・・・」

「大丈夫っスか、リーダー!?」

「ライフ残り1000ポイント・・・やばかったっスね・・・」

「ルミナさんの方はまだ1万以上っスよ」

「ああ・・・だがクラッシュエミュレーターを食らってねぇのは幸いだぜ」

妹分たちがリング上で佇むルミナを見て曇った表情を浮かべる。それでもハリーは「あぁ、これが最強か」なおも目をギラギラと輝かせて、ルミナの待つリングへと再び上がって構えを取る。

「そろそろタイムアップだから、悪いけど次の一撃で終わらせてもらうよ」

「なら、その一撃を凌いでカウンターを入れさせてもらうっス!」

ハリーの右拳が炎を纏い、そこから火炎の魔力スフィアが4つと作り出される。さらに「レッドホーク!」と鎖全体の炎を纏わせて、ルミナへと走らせた。シグナムの連結刃形態・シュランゲフォルム時の“レヴァンティン”による空間攻撃・シュランゲバイセンのような攻撃だ。

「私の動きを封じたところでその魔力球を撃ち込むって寸法? だとしたら、けん制にすらならないと忠告しておくよ、今のうちに」

「百も承知っス! それでもこっちからギブアップなんてぜってぇに嫌だ!」

「なるほど。そうだよね・・・うん。じゃ、行くよ!」

ダンッと床を蹴り、一気に距離を縮めようとするルミナに“レッドホーク”が襲い掛かり、彼女は避けもせずにわざと巻き付かせて、自ら身動きが出来ないようにした・・・ようだ。不確かなのは、あまりにも自然に食らったからだ。ルミナなら見ずとも躱せる程度の速度だったからだ。

「バーストバレット!!」

“レッドホーク”を引っ張ってルミナを強制的に近寄らせている中での火炎弾4連射。爆炎に呑まれたルミナだが、削れたポイントは80ポイント。ヴィヴィオ達との試合時より、防護服へ回している魔力量が多いため、防御魔法未使用でこの防御力を発揮している。

「ブラック・・・ホォォォーーーークッ!!」

ハリーの利き腕である左による拳打が、「むぐぅ・・・!」ルミナの腹部を捉えた。その一撃でようやく200ポイントのダメージをルミナに与えられたハリーは、追撃のために殴り飛ばされたルミナをまた引っ張り込もう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ