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龍天使の羽撃き
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インカーネイトはそれにあわせてエリュシデータを振るう。

<絶対切断>の概念を纏った一撃。

バスターソードとエリュシデータが打ち合った瞬間、バスターソードが砕けた。





ように見えた。

『奇術師かお前は!』

「GNバスターソードの特性を忘れてたアンタが悪い!」

砕けたかと思われたGNバスターソードは六本のビットと一本の剣に別れていた。

インカーネイトにビットが迫る。

あと少しでビットがノワールを貫く。

が、ビットがそこで動きを止めた。

「?」

『?』

突然ビットが制御を受け付けなくなった事に困惑するヴォジャノーイ。

唐突に攻撃が止まった事に疑問を覚えるキリト。

答えがわかったのは、カンヘルの各部が爆発を起こした時だった。

「ゥヲイ!?」

各関節、腕部ビームサーベル。

その次に爆発したのは……

四基のGNドライヴだ。

『心意で無茶をしたツケが回ってきたみたいだなぁ…!』

「え!うそっ! やっ!待て!待ってくれキリト!
お前こんな勝ち方でいいのかっ!?」

『え? あぁ、うん』

どすっ、とインカーネイトの剣がカンヘルのコックピットを貫いた。

「FA〇KING F〇CK !!!!」

〔WINNER <MONOCHROME-KNIGHT>〕

ヴォジャノーイの罵倒とウィナーアナウンスが響いたのは、同時だった。











MSハンガー

「俺は認めねぇぞオラァ!」

「負け惜しみかヴォジャノーイ?」

「キルスコアこっちが勝ってんだろうがオ"ォ"ン"!?」

「リーダーが落ちたら負けってルールだっただろ」

「じゃぁここでおとしてやんよ!」

キリトに殴りかかろうとしたヴォジャノーイだが、メティとサンディに引っ張られて行った。

「ウチのバカがすまんな和人先輩」

「いや、かまわないさ。今日は楽しかったよ。
またバトルしようって灯俊に言っといてくれ」

「あいよ」

四人はヘルメシエルとライトニングに分乗してインダストリアル7に帰るのだった。

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