138部分:第九話 悲しい者の国その十一
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ら気付かれていないでしょう」
「陛下御自身も」
「そうだと」
「せめて。御自身が気付かれれば」
さらに話すのだった。
「違うのですが」
「早くそれに気付かれれば」
「違うのですね」
「そうです。ですがこのことはです」
ワーグナーの悲しみを帯びた言葉がさらに出されていく。
「私があの方にお話をしてもです」
「駄目ですか」
「それは」
「はい、陛下も御自身がそうだとはとても思われないでしょう」
こう話すのだった。
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