提督、里帰りする。その6
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っている。そう、旅先で温泉に浸かり、ご馳走を楽しむ。その上温泉の効能でホルモンの分泌を促されたらしっぽりと良い雰囲気になってもおかしくはない。というより、ドスケベ揃いのウチの嫁共がそうならないハズがない(確信)。しかし、『そういう事』をする時に他人の目があるのは気になるだろうとわざわざ部屋を分けてやったんだ。
「それとも、陸奥は見られると興奮するクチか。ん?」
「Oh……ムっちゃんのムはムッツリのムだったんデスね〜」
「……変態ね」
「ち、違うわよっ!」
更に顔を赤くしながら、陸奥が叫ぶ。これ以上は陸奥が爆発しそうだからやめとこう。
部屋は泊まる客の少ない所を聞いて予約を入れておいた。大浴場からはちと遠いが、まぁそのくらいは我慢してもらおう。
「さてと、俺はひとっ風呂浴びてくるわ。お前らは?」
「ワタシ達もご飯の前に行くケド、後から行くネー!」
「そっか、んじゃな」
俺は浴衣に着替え、バスタオルを抱えて大浴場へと向かう。シャンプーや石鹸なんかは備え付けのが無いので持ち込むか買わないといかん。今回は持ってこなかったのでフロントで購入し、大浴場へ。時間帯が良かったのか、浴場には誰もいない。入浴料は温泉としては破格に安いので、泊まり客以外にも入浴だけの客も沢山いるハズなんだが……。
※大谷温泉の入浴料
大人350円、小学生100円、幼児70円。かなり安いと思う。
「あ゛あああぁぁぁぁぁ〜……沁みるなぁ、コレは」
軽く身体を流し、ざぷりと浴槽に浸かる。思わず声が出るくらい気持ちいい。湯船に浸かった状態で、深呼吸。コレがここの温泉を全力で楽しむ時の流儀だ。
「darling、居ますカー?」
「うおっ!?金剛、何でここに!」
声のした方を向くと、旅行に一緒に来たメンバーが勢揃いしていた。浴場なので当然ながらスッポンポンだ。
「何故って、ここは混浴デスよ?」
※実際の大谷温泉には、混浴はありません。話の都合上混浴の方が都合が良いのでそうしました。悪しからず。
「だとしても少しは羞恥心という物をだな……」
「貴方に見られて恥ずかしいような身体をしているつもりは無いわ。むしろ、ガン見してくる位興奮してくれる方が嬉しいのだけど」
そう言いながらズイッと上半身を突き出してくる加賀。その胸には巨大なメロンが2つ、たわわに実っている。思わずゴクリと生唾を飲む。正直に言えば物凄く魅力的だ。だが、ここは温泉宿の大浴場……公共の場だ。流石にここでおっ始めるのはマズイ、というだけの良識はまだ残っている。
「そういう事をするにしても、風呂入って飯食ってからにしろ、加賀。今晩は3vs1の変則マッチになりそうだしな」
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