68.親孝行ってどうやるの?
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俺にメラゾーマが当たりそうになった瞬間、「マヒャド」
ポピーの魔法がメラゾーマをかき消してくれた。
ここから、みんなの怒濤の様な攻撃が始まった。
ティミー、ピピン、ドリス、ピエール、ゴレムスらが直接攻撃を仕掛ける。
ビアンカ、ポピー、マーリン、サーラらが魔法で応酬する。
だが、決定打を与えられない。
ゲマは輝く息や激しい炎で、確実にダメージを与え続ける。
業を煮やしたティミーが、ゴレムスを踏み台にしてゲマに飛びかかった!
あ、バカ!
焦るんじゃない!!
案の定ゲマには読まれていた!
ゲマのメラゾーマが空中でティミーに直撃!
ティミーは吹き飛ばされ、天空の剣は虚しく中を舞う。
これはチャンスだ!
俺は咄嗟にバギクロスを連発する!
砂埃を舞い上げゲマの視界を奪う!
俺もゴレムスを踏み台にし、空中で天空の剣をキャッチする。
そのまま天空の剣の軌道を変えゲマに向けて剣ごと落下。
ゲマの胸へ上方から突き刺す!
例え装備出来なくとも触る事は出来る。一緒に落下する事は出来る。
「ぎゃはぁぁぁぁぁ!馬鹿な!!この私が!この、ゲマ様がぁぁぁぁ………」
ゲマは断末魔と共に消滅した…
やっと父さんの敵を討ち取ったのだ!
感傷に浸るのも束の間…
俺は息子を犠牲にした事を思いだし、慌ててティミーの元へ駆け寄った。
やっべー!父親として最低な事をしてしまった!
普通、逆だよね!
幸いな事に天空の武具のおかげで大事には至らなかった。
母さんが素早く治療してくれた為、大した怪我もなく無事だった。
ま、結果オーライという事で許してはもらったが…
理想の父親像から懸け離れて行く自分がいる…
何とか挽回せねば…
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