並行世界の可能性を覗いてみた 前編
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ああ、世の中は不思議なことに満ちている。まさか、まさか
「平行世界のオレが女ぁ!?」
「えっとぉ、とりあえず状況を説明してくれない?」
「はぁ、アザゼルさんが作った実験機でホムンクルスとドッペルゲンガーの間の子みたいなのに平行世界から同一人物の意識をコピーしてみたと。とりあえず、兵藤一誠、25歳です」
「そうだ。まあ、意識だけだからそんなに強くねえし、問題ないだろう」
「う〜ん、外部供給系の能力を持ってる人が身内にいるんであまり安心できないです」
「身内?リアスの眷属でか?」
「ああ、いえ、そうじゃなくてリアスの夫の眷属です」
部長の夫!?まさか、ライザーのこと、いや、でもライザーの眷属にそんなの居たかな?
「えっと、そっちの私の夫って誰なのかしら?」
「あれ?こっちだと婚約者は誰なんですか?」
「前は居たけど今は居ないわ。以前はライザー・フェニックスだけど」
「ライザー・フェニックス?ああ、三男の。次男のローウェルさんやその眷属の人達とはよくお茶するけど、三男の人とはあまり会わないから女癖が悪いってことぐらいしか知らないけど、そんな人が婚約者だったの?もしかしてこっちだと家族仲が良かったのかな?」
「えっと、こちらにも分かるように説明してくれないかしら?」
「じゃあ、ゼオン・ベルという悪魔はご存知ですか?」
「「「ゼオン・ベル?」」」
「ベルねぇ、大戦期にそんな名の悪魔が居たと思うが、現在はそんな家はなかったはずだな」
「そうですか。ゼオン、結構影響力を持ってるから、こっちとの差異が大きそうだなぁ」
「そのゼオンってのはどんな悪魔なんだ?」
「番外の悪魔でランキング1位、非公式ですけどサーゼクス様をタイマンで降してます。今はグレモリー家に婿入りして表向きは病気療養で隠居中です。本当のところは多角経営と子育てで忙しいのが真実ですけど」
「多角経営って、何をやってるのよ」
「ホテルの経営に映画とかドラマの撮影に使うセットを作る会社にテレビ局も持ってたっけ、他にも観光業の会社にカジノと酒造と牧場と競馬場に大農場、動物園、水族館、遊園地、サーカス団もあります。それからIT系関連にその周辺機器の会社。孤児院も結構な数を持ってて、ボランティア団体も運営してます。あとは、食品加工の会社もやってて、趣味で屋台を引いていたのをチェーン店に切り替えて、屋台そのものがミシュランで星2つとってます」
「屋台で星2つ!?」
あれって確か店そのものや従業員の質とかも見られるのに、それなのに屋台で星2つ!?と言うか、人間界の方でも商売してるのかよ。
「子供は全部で5人にお腹の中にいるのが3人。というのも一
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