禁断の技
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ターナルブリザードォォ!!」
源田くんは前に両手を構え、技の構えを取る。
しかしその時、鬼道くんが叫んだ。
「それはやめろ源田ぁぁぁぁっ!!」
しかし源田くんはその鬼道くんの言葉を聞かずに技を放った。
「ビーストファングッッ!!」
バシュゥゥゥ…
完全にシュートは止められ、ボールは源田くんの手に収まった。
「な、なにっ!?」
「そんな!?アツヤのエターナルブリザードが止められるなんて…!」
源田くんはアツヤくんを見てニヤっとするも、すぐにその顔は苦痛の顔へと変わった。
「ぐああああああああっっ!!ぐぅ…あっ…あああっ!!」
ピーーーーーー!!
前半終了。
鬼道くんは源田くんに駆け寄る。
「源田何故その技を使ったぁ!!その技は禁断の技だぞ!!」
鬼道くんの言葉を聞くも無言で源田くんは立ち上がり、ベンチへと下がって行く。
「もう二度と使うんじゃない!多用するとサッカーができなくなってしまうぞ!!」
源田くんは立ち止まり、鬼道くんに向かい話す。
「俺に超えられるのが怖いか。俺はお前を越えるためだったら何度でも使う。例えこの身体が壊れようと…!」
そう言い残し源田くんはベンチに消えた。
「あれが本当にあの源田なのか。佐久間まで…まるで別人じゃないか」
「エクレール、あの技って…」
シアリアの問いかけに応える。
「ああ。威力は途轍もないが…あれではあいつらが壊れる」
「壊れるって…、サッカーが出来なくなるってこと!?」
「ああ…。だがそんなことにはさせない。最悪の場合は俺が出る」
俺はそうシアリアに言い、グラウンドを見つめたのだった。
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