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イナズマイレブン〜クロスライジング〜
禁断の技
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足でボールを挟むと、飛び上がり技を放つ。

「竜巻旋風!!」

「ぐあっ…!」

今度は少林寺くんの技で倉崎くんは風丸くんを突破して行く。

「あいつまさか雷門の技を…!」

円堂くんがそう話すと倉崎くんが答える。

「僕は鬼道さんのファンですが、雷門中のファンなんです。皆さんの技は何回も何十回も見ました…、だから僕は雷門を超えるっ!」

倉崎くんは鬼道くんに向かい技を放つ。

「イリュージョンボール!」

無数に分裂したボールが鬼道くんを惑わし鬼道くんすら突破して行く。

「ま、まさか俺の技まで使うなんて…!」

そのまま倉崎くんは壁山くん、木暮を抜き去りついに円堂くんと対峙する。

「伝説のキャプテンの力、見せてもらいますよ…!!」

倉崎くんは黒い炎を纏い、回転し浮上する。

「ダークトルネードッッ!!」

黒い炎が円堂くんを襲う。

「おおっ!ゴッドハンド改ィィッ!!」

円堂くんはゴッドハンドを発動し倉崎くんのシュートに対抗する。
ギュルルルと音を立てて徐々に円堂くんを押し込んで行く、そして…。

「ぐああああっ!!」

ピーーーーーー!

ゴールネットに収まったボールを見て倉崎くんは言う。

「そして今、僕は雷門を超えた!!」




ピーーーーーー!

またしてもボールはこちらからだ。

攻め込んで行く黒薔薇くんにまたしても倉崎くんが立ち塞がる。

「行かせない!クイックドロウ!!」

バシュ…!

黒薔薇くんもボールを取られ、攻め込まれると一歩足を下げた時だった。

「さっき雷門を超えたと言ったな?雷門は超えてもさらにそれすら超えてくるぞ。お前の想像の遥か上をな!!」

黒薔薇くんは低姿勢のまま左足を軸に回転を放つ。

「ムーンドロップ!!」

「くっ…!」

黒薔薇くんの新技、ディフェンス技が倉崎くんに炸裂しボールを奪い返した。

「凄い黒薔薇くん!」

私も黒薔薇くんと共に上がり、前線を駆け抜ける。

ディフェンスが3人迫ってくる。
私たちの前にはアツヤくんがいる。黒薔薇くんと私はお互いに頷き技を放つ。

「「ツインドライヴッッ!!」」

イナズマ一号のパス技の改良版で、実践で使うのは初めての技。
何故今まで使わなかったのか、それは…。

「アツヤ止めろぉぉぉ!!」

「ぐおおおおおおっ!!」

技の威力もイナズマ一号に匹敵する程のパワーだからだ。
それを受け止められるような人は今まで居なかった、だけど今はいる…。

「…誰に止めろだって?俺に不可能はねぇ!!」

アツヤくんは強力なパスを見事に止めると、シュートの構えを取る。

「大人げないが、行くぜ…エ
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