機動戦士ガンダム
2174話
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ちの赤い花を貰えるかしら」
「毎度あり」
そうして花を購入したシェリルは、店を出るとその花を手に、嬉しそうな笑みを俺に向けてくる。
「ふふっ、どう? やっぱりアクセルと一緒にいるのなら、赤い花は必要よね。赤と言えば、アクセルの色だし」
「……そう言って貰えて、俺も嬉しいよ」
とはいえ、このUC世界において赤というのは俺じゃなく、セイラの兄のシャアの象徴的な意味合いを持っているのだが。
もっとも、それはあくまでもこのUC世界だけでの話だ。
シャドウミラーを知っている……それこそニーズヘッグの力を知っている世界の者にしてみれば、赤というのは俺のイメージカラーとなるだろう。
「さ、じゃあ次の場所に行きましょ。そうね、小物とかは結構売ってるお店が多いらしいわよ?」
「小物?」
「ええ。特に技術を持ってる人が掘った木彫りの人形とか」
木彫りの人形と言われて俺が思い浮かべたのは、鮭を咥えた熊の姿だった。
……一応あれも、木彫りの人形と言ってもいいのか?
何故ここでそんなのを思い浮かべたのかと少し考え……すぐに納得する。
このクレイドルを比較する時、俺はよく北海道の大きさと比較をしている。
だからこそ、北海道のお土産として有名な……有名な? うん、まぁ、多分有名だよな。ともあれ、そんな有名な木彫りの熊を思い浮かべたのだろう。
「そうか。じゃあ、小物屋にちょっと寄ってみるか。……鮭を咥えた熊とかないといいけどな」
そう言った俺の言葉の意味が理解出来なかったのか、シェリルは不思議そうに首を傾げるだけだった。
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