第四十六話 受験が終わってその十一
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「全く、阪神もそれだけ優勝して欲しいわよ」
「僕的にはついでに巨人が三十年位連続で最下位になって欲しいですね」
「巨人本当に嫌いなのね」
「はい、負けるの見ると嬉しいですから」
「私もそうだけれど。というか奥華って関西だから」
大阪と広島に教会が多いので必然的に阪神ファンと広島ファンが多いです。あとお好み焼きでも派閥があります。
「阪神ファンの人がかなり多いわよ」
「というか大半阪神ファンですよね」
「実際にね。パリーグファンの人はどうかというと」
「少数派ですか」
「阿波野君的には残念かも知れないけれど」
「いえ、別にいいですよ」
私の言葉に笑って答えてきました。
「そのことは」
「そうなの」
「僕は僕ですから」
にこりと笑って言ってきました。
「ですから」
「そうなのね」
「はい、阪神も嫌いじゃないですし」
「そういえばセリーグは阪神だって言ってたわね」
「どっちかっていいますと」
そうだというのです。
「そうですね」
「あまりはっきりしない感じね」
「何かセリーグにはあまり興味がなくて」
「そうなの」
「はい、ですから阪神については」
「セリーグもなのね」
「これといってなんです」
あまり熱意がないというのです。
「僕の場合は」
「根っからのパリーグ派なのね」
「打順も指名打者入れますしね」
九番ピッチャーということを考えないというのです。私の場合はどうしても打順はこのことが念頭にありますが。
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